本の内容は、風俗営業に関する法律相談などに乗っている著者の体験談と、風営法改正に関する解説です。
風俗に目を付ける経営者は、やはり一癖も二癖もあり、その思考様式を含めて興味深いものがあります。
風営法はなかなか細かくて煩雑なのですが、意外にグレーゾーンが多く、警察による裁量の余地が大きいことが分かります。
著者は、風俗を締め上げれば地下に潜ってしまうことについて、本書で度々警鐘を鳴らしており、それはそのとおりだと思います。
目に見える範囲を掃除すれば、世の中全部がキレイになると思っている人が、世の中には多いような気がします。