【感想・ネタバレ】歌舞伎町弁護士(小学館新書)のレビュー

あらすじ

夜の街のルール、私がご案内しましょう。

欲望渦巻く新宿・歌舞伎町では、日々、多様な事件が起きている。

詐欺師集団に全財産を奪われた地主の息子
性風俗店で本番トラブルを起こした霞が関官僚
お腹の子供のDNA鑑定を求める風俗嬢
留置場に入れられたスカウトマン
そして医学部中退の若きデリヘル社長

トラブルに遭った人も、ナイトビジネスの経営者も、窮地に陥った時の強い味方が「歌舞伎町弁護士」だ。

3000件以上の風俗トラブルを担当したのを始め、ナイトビジネスにまつわる依頼を数多く解決してきた弁護士が、「弁護士バッジ」越しに見る“日本一の歓楽街”の現在と未来――

さらに風営法改正、悪質スカウト問題、風俗合法化議論まで徹底解説する。

(底本 2025年6月発売作品)

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Posted by ブクログ

本の内容は、風俗営業に関する法律相談などに乗っている著者の体験談と、風営法改正に関する解説です。
風俗に目を付ける経営者は、やはり一癖も二癖もあり、その思考様式を含めて興味深いものがあります。
風営法はなかなか細かくて煩雑なのですが、意外にグレーゾーンが多く、警察による裁量の余地が大きいことが分かります。
著者は、風俗を締め上げれば地下に潜ってしまうことについて、本書で度々警鐘を鳴らしており、それはそのとおりだと思います。
目に見える範囲を掃除すれば、世の中全部がキレイになると思っている人が、世の中には多いような気がします。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

歌舞伎町という場所柄、ナイトビジネス系の弁護を得意とする弁護士である著者。風俗に関する条文がいくつか載っているがその小難しさと曖昧さをわかりやすく書いてある。その曖昧さを拡大解釈して取り締まる警察と、かいくぐるように営業する風俗店経営者が興味深い。守秘義務があるのでフェイクを入れたり創作した部分もあるだろうけれど、やっぱり実際のトラブルを描いたところは面白い。マイルドな「九条の大罪」といった感じ。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

実体験を交えていて面白かった。
歌舞伎町は色々な人がいるということ。歌舞伎町に行った時に土地のパワーが強いと感じたが、それは雑多な人がごった返しているからかもしれない。
そういう意味で、歌舞伎町はトラブルの宝庫だが、そこが同時に魅力的にも映る。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

弁護士は「依頼者の味方」として、法律に基づいてその依頼者の為に活動していく事により、法に則った手続きを守り社会正義を実現する職業であり、「正義を行った人の味方」といった見る人の思想立場により変わる曖昧な正義をかざす職業ではない、というのはそうだろうなぁと思う。

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2025年09月02日

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