ベッキー・スメサーストのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2019年に撮影されたブラックホールの画像を見た時から興味をそそられ色々調べてみましたが、憶測ばかりの話でイマイチよく解らずそのまま放置していたらこの本と本屋さんで出逢い手にしました。
文章が上手且つ翻訳も素晴らしいのでスイスイ読み進める事が出来ました。また、取っ付きにくい方程式もE=MC ²くらいなので文系の自分にも解りやすく書かれていて理解が深まりました。
数々の発見を過去に遡って整理されているので、知っているものから何となく知っているもの、知らなかったことまでこの一冊に凝縮されています。
こうしてみてみると宇宙にはまだまだ解らない事がありすぎて古い情報誌を読むよりも2025年発行のこちらのものを読んだ方が、〜かもしれない。という文章が省かれているので手っ取り早いと感じました。
天文学の書籍は小難しいものが多く理解に苦しむのですが、こちらは小説を読むようにテンポよく読めるので宇宙の知識が少ない方にもオススメできます。
なぜリンゴは斜めに落ちないの?なぜ冥王星が惑星ではないの?レントゲンってどうやって発見されたの?等々を宇宙的観測で観ている点は宇宙好きならぐいぐい引き込まれていくと思います。科学的に観るとちょっと困るなという方に打って付けです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている
ブラックホール=光さえ吸い込んでしまう大きな質量を持った穴というくらいの認識しかしていませんでしたが、本書ではブラックホールに関してのトピックスを紐解いていくことで、物理学や量子力学、相対性理論などを分かりやすく解説してくれます。また、宇宙科学に関しての歴史やエピソードなども盛り込まれており、たいへんお得な?一冊となっています。
一流のサイエンスライターのように、話の流れや比喩が的確で、すらすらと読める割りに、結構難しいことも書かれています。
宇宙の観測が可視光からX線、赤外線そして重力波とどんどん進化してきたことにより、宇宙の成り立ちから未来までをも推測できるようになりつつあることが解る一方で、知ることによって更に新しい謎が出て来て、人が知っていることや知りえることはあまりにも限定されているということも思い知らされます。
ブラックホールは何でも吸い込む宇宙の穴ではなく、大きな質量を持った大きな山という比喩もさることながら、ブラックホールにも大きさに限界があることや何でも吸い込んでしまうわけでもないこと、気づかないけれどマイクロブラックホールは近くにもあるかもしれないことなどを教えてもらいました。
まだまだ、ダークマターやらダークエネルギーやら解明しなければならないものも多い宇宙科学ですが、科学者の皆さんの(今後はAIも)知恵を集めて、謎が解明されることを願っています。
竹蔵