福原義春のレビュー一覧

  • だから人は本を読む

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    1冊の本という構成より、自由なスタイルで思うがままに書かれた読書論だと感じた。企業人として特に古典の読書の重要性を述べている点は、教育書とは異なり、人によっては共感しやすいかもしれない。以下に気に入った言説を引用しておく。

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    2017年12月16日
  • だから人は本を読む

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    資生堂名誉会長の著者による、読書について書かれた本。
    著書の幼少期からどのように読書と親しんだか、おすすめの古典の本の紹介、ご自分の体験のほかに出版業界への課題など話題は多岐にわたりとても面白かった。
    やっぱり、幼少期の本との関りが大きく影響していることは間違いない。
    こんな本に囲まれた環境を自分の子どもにも提供できたらと改めて思えた。

    特に第6章は出版業界について言及している箇所は本当に興味深い。出版業界がどれだけ「本離れ」「書店離れ」をインターネットなどのせいにしているかわからないが、経営者目線の考えが新鮮だった。

    私はあまり古典が好きではない。
    文学だけでなくて、いわゆる古典と言われ

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    2017年04月09日
  • だから人は本を読む

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    この本の言いたいことを端的に知るならば、一番最後の一文を読むだけで良いかもしれない。    でも、全部読むと本がきっと今より少し大きく好きになれる。

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    2015年06月03日
  • だから人は本を読む

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    最近お手軽さからハウツー本を読む機会が多く、古典と取っ組みあうことをしなかった。ハウツー本はポテチやお菓子のようなものという著者の言及にハウツー本ばかり読んでいた自分が恥ずかしくなった。良き思考も良き書友も良き読書から生まれるのだ。今年は文字と思考の海に溺れる一年にしたい。

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    2015年03月15日
  • 美 「見えないものをみる」ということ

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    四季の変化に対して極めて繊細な感覚を持っていた日本人。詩人の高橋順子氏によれば日本には2,145もの風を表す言葉がある。時津風、芋嵐、夏疾風、薫風、比叡おろし・・・。雅味あふれる言辞だが今やほとんど使われていない。語彙が急速に失われている。著者は文化の衰退、文明の衰退を憂う。今こそ人間が人間らしく生きていくための感性を取り戻す必要があると訴える。日本人の本来豊かであった感受性を取り戻す方法は、自然に触れること、美に触れること、本物に触れること。自然は、私たち人間の生命力を養うと同時に想像力の源ともなる。フランスの詩人、ポールクローデル氏は1943年、日本の敗戦が濃厚になってきたとき、どうしても

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    2014年08月27日
  • 美 「見えないものをみる」ということ

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    読みやすかったけれど、その分ちょっと掘り下げが欲しかったという内容でしょうか。「代表的日本人」「茶の話」「武士道」を読んでみようと思います。

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    2014年05月29日
  • 美 「見えないものをみる」ということ

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    ちょっと悲観的、懐古主義的な論調ではあるけど、本物に触れることは今後ますます大事になっていくことは確かだと思う。

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    2014年03月30日
  • だから人は本を読む

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    読書家である作者による本の読み方やオススメ本を知ることができる。

    本には英知が詰まっており、自分を編集する糧となる、という点はなるほどと思った。人生の先輩として多くのことを示唆してくれる。
    『書友』という言葉は、初めて知ったが自分もそうなりたいと感じた。

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    2012年08月03日
  • だから人は本を読む

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    本を読むことの重要性と自分の体験を含めて書いている。また著者のおすすめ本が書いている。

    オススメの本を教えあい、また読んだ本について語り合える「書友」を持つことや、本を読む事とネットなどで情報を得ることの違いとその有効性を書いている。
    また、元経営者であり、本を何冊も書いていると言う事で見えてくる出版社と読者との断絶や、読者カードが編集や実際の著者まで届かない仕組みなど現状の問題を憂いている。

    それを読んでいて、書店に設置されている検索システムは、書店の仕入れに反映されるようになっているのかな?と疑問に思った。

    おすすめ本は、古典的な本「ガリア戦記」「史記」が多い。確かに2千年もの間読ま

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    2012年01月14日
  • だから人は本を読む

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    ふむふむ、こういう人はどんな本を読むんだろう…と。

    自己啓発とかハウツー本じゃないところに、フツーのビジネスパーソン向け読書案内との違いを感じます。
    古典が多いのも(それもありがちな兵法などでなく、ラ・ロシュフコーとか「ガリア戦記」とか)、この方の特徴じゃないでしょうか。

    私が読みたく(読み返したく)なったのは、寺田「電車の混雑について」、川喜田二郎「パーティー学」、萩原「猫町」の3冊でした。

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    2011年06月24日
  • 会社人間、社会に生きる

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    資生堂創業家に生をうけ、新入社員の時から現場を経験した著者は、社長に就任後、大胆な経営改革、情報開示等、時代を先取りする経営を推進し、また社員の意識改革に積極的に取り組んできた。
    企業の枠を超えた、意欲的な文化活動への関わりでも知られる。
    会社の中での個人の働きがい、生きがいを探求し、また社会の中での企業の役割と位置づけを追求する姿勢はどのように育まれたのか。
    思索と行動の跡とその背景を辿る。

    [ 目次 ]
    序章 ものごとの本質(キャンプ・ニドムの体験 日仏文化サミットに参加して ほか)
    第1章 ものの見方(コラージュづくりから 「オリヂナルに還れ」 ほか)
    第2章 ビジネスマ

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    2011年03月28日
  • だから人は本を読む

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    さらりと読めて、参考になる内容だった。
    忙しくなると、余計に読書量が増える自分にとって、どんな本を読めばイイかの指南を与えてくれた。
    紹介された中で気になるものから読み進めたい。まずは、萩原朔太郎かな。

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    2010年09月11日
  • だから人は本を読む

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    資生堂の会長が書いた読書の大切さを説く本。
    装丁が読みやすいな、と思った。
    ガリア戦記、日本人とユダヤ人を読んでみたいと思った。

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    2010年02月27日
  • だから人は本を読む

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    著者が資生堂の社長だった時、全社員にある本をプレゼントしたエピソードが、心に残りました。「アンパンマンのマーチ」が出てきたのにもびっくり。

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    2011年08月03日
  • だから人は本を読む

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    資生堂の現名誉会長の福原義春が書いた本。
    さすが、大企業の元社長は並じゃない。
    教養の幅が広い。
    読んでいる本は歴史書や哲学書から、ユーモア本まで広範だ。
    その中でも、トフラーの富の未来、ドラッカーの本などは現代社会を俯瞰するために役立ちそうなので読んでみたい。

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    2009年10月11日