小宮山花のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
登山が趣味なので気になって読んでみました。私は山小屋に泊まった事がないけれど、人里離れた場所で、どうやって営業しているんだろう?どんな人達が働いているんだろう?と読む前からワクワクしました。それと、女性が突然、辺鄙な土地の山小屋を始めた事も面白そうだった。
作者は何も経験がなくて始めたわけではなく、さまざまな山小屋で働いた経験と前向きな行動力により、登山客が楽しめる山小屋を目指して奮闘しています。作者の明るくて暖かい性格もあって、大変な仕事なのに、ほのぼのと楽しく読む事が出来ました。
光小屋は年一回の荷上げで4ヶ月間を過ごすので、野菜等の確保が難しい。本の中でも生のキャベツを美味しそうに食べている写真があって面白い。野菜を差入れしてくれるお客さんが多いみたい。行く時があれば持って行こうと思ったりする。みんなキャベツ持っていったら面白そう。
毎年、試行錯誤しながら少しずつ改善していて、宿泊プランや食事のメニューを変えているのが新鮮に写った。これからの光小屋がどう良くなって行くのか楽しみ。
「人生に無駄なことはひとつもないのだなあと実感する」と最後の方で書いている言葉にじーんと来た。今の自分にはない感覚、見習いたいのと、山小屋で働いてみたーーーい。 -
Posted by ブクログ
光岳にある光小屋の管理人となった小宮山花さんの奮闘記。山小屋経営なんて並大抵の事ではない事を改めて、そしてほんの一部に過ぎないが以前よりも知る事ができたと思う。
登山者にとって山小屋はとてもありがたい存在である。山小屋が経営しているってだけでなんだか安心できるし、軽食やグッズなどの楽しみもできるし、日帰りでは難しい山にも挑戦できる。
光岳なんてまさにそうである。
一登山者として、山も山小屋もルールを守って大切に利用させてもらいたいと改めて強く思った。
お客さんの事もスタッフの事も大切に考えている小宮山さんはとても温かくて人間味のある素敵な方だなと読んでいて思った。
光岳に登ったら是非お会いして本書の感想をお伝えしたいなと思う。
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Posted by ブクログ
山小屋の管理人って募集で決めるもの?
行政が管理している山小屋があるんだ
ということでこの小宮山花さんは、その募集に応募して採用され、晴れて小屋番となったお話。応募時32歳。
小屋番さんて私の認識では世襲制で代々続いているものというイメージ。
つまり小屋番=オーナー
そして小屋番さんてちょっと年配で、ちょっと堅物で、ちょっとこだわりやポリシーがあり、いえばちょっと怖い・・・
これはイメージではなく、実際今まで私が泊めてもらった山小屋の小屋番さんの全体の感想。
今までのそんなこんなをぶち壊してくれました、いい意味で、小宮山さんは。
小宮山さんが小屋番をするのは、南アルプスの光岳、
長野県と静岡県の県境に位置する南アルプスの最南端。
どこから登ってもとっても遠い。
小屋は定員14人のごく小さい小屋。
この小屋を切り盛りする様子が描かれる。
2021年コロナ禍真っただ中から始まり、あれやこれや試行錯誤、疲れた登山者にいかに快適に過ごしてもらうか・・・毎年バージョンアップしていくのが素晴らしい。
インド綿のカバーの掛かったベッドに寝てみたい
マッサマンカレーや手作りの味噌で作った豚汁食べてみたい
ウエルカムドリンク飲みたい
光小屋泊まってみたい
ますますのバージョンアップを期待しますが、睡眠時間3~4時間は働きすぎでしょう。若いとはいえ・・・息の長い営業を願っています。 -
Posted by ブクログ
>「石丸謙二郎の山カフェ」というNHKのラジオ番組で小宮山花さんのことを知りました。いきなりコロナ禍で…という話だったかと。
>登山歴はそれなりにありますが、実は山小屋に泊まったことがない。そんなリッチな山登りしてこなかったので。基本テントか野宿。山小屋ってどんなんやろう、という興味もあります。避難小屋は使ったことあります。
>光岳は深田久弥さんの『日本百名山』に入ってたらしい。
>アプローチが大変なようです。昔「果無山脈」に行ったときもアプローチが大変でしたがどっちがたいへんやろう?
>これが私の本当にやりたいこと。(p.11)
>同じご飯を食べて、同じ空間で過ごすうちに、意識せずとも今だけの景色や時間を共有する。(p.12) -
Posted by ブクログ
光小屋(てかりごや)所在地は飯田市、静岡県川根本町役場の管理(県営光岳小屋)
光岳 2592m 国立公園 指定地以外テント泊禁止
中央道飯田IC~車で1.5h 遠山郷・芝沢ゲート~徒歩1.5h 易老渡登山口~8h光小屋
悪天候の日が管理人の休日 屋根裏にスタッフ寝室 日向ぼっこ
営業期以外は避難小屋として無料利用
宿泊者は60、70代が多い 100名山の最後の山とする人も多い
2021年~ 管理人公募 スタッフは2~3人 ポンプなど機器の故障が生命線
0年目 全面休業 掃除と補修 マットレスとシーツ 太陽熱温水器
1年目 夕食はマッサマンカレー じゃがいも 鶏肉 ココナッツミルク コロナで休業
2年目 素泊まり営業 環境整備 ウエルカムドリンクは川根茶
3年目 豚汁定食 パイナップルゼリー
食材は川根本町や周辺からヘリ荷上げ -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、幾つもの山小屋でアルバイトしていた著者が、山小屋の管理人募集情報をインターネットで見つけて応募して採用されて、コロナ禍の中で準備して3年間営業して、4年目を迎えようとしている2025年春までの記録である。管理する小屋は南アルプスの光小屋。光と書いて、「テカリ」。
低山の日帰り登山の経験しかない私は、いつか日本アルプスの「山小屋」に泊まりながら3000m級の高山に登りたいと思っている。しかし、山男ではない私は「山小屋」に泊まるってどんな感じなのかそのイメージが全くなかった。本書で、山小屋の「仕組み」を知る。
・光小屋の所有者は静岡県の川根本町。地方自治体が大家さんの山小屋も多数あるらしい。
・夕食や朝食を提供する小屋もしない小屋もあること。1年目の光小屋は夕朝食を提供したが、2年目の光小屋は提供しなかった。そして、3年目には提供した。
・夕朝食付きで1泊12,000円なこと。相場感としてはこんなものなのかなぁ。
・予約は最初は町役場の方が電話で受けていたこと、今はインターネットのみで受け付けていること。
・ベッドやトイレ事情・・・・・
著者=管理人さん、厨房長高橋くん、ともちゃん、くみちゃん、前任者の原田さん、鳳凰小屋の細田さん、町役場の人々・・・それぞれいろんな体験、バックボーンを持つ人々は誰もがとても魅力的。山よりも魅力的かもしれない光小屋に行ってみたい! この人たちに会いたい! と思わせてくれる。
ただ、山小屋管理の実際は、とても厳しい。何しろ、二千数百メートルの高所にあるわけで、一々がとても大変なのです。その辺りも本書には詳しい。だからこそ、そこで働く彼女らがとても魅力的なのだけど。