和亭正彦のレビュー一覧

  • 不確かな真実

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    好きな終わり方だったけど精神鑑定のあいまいさが刑事事件での難しさとしっくりこないもどかしさ。考えさせられる話と
    精神科医と警察と患者の三様は2時間サスペンスに最適な内容だった。

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    2025年11月18日
  • 不確かな真実

    Posted by ブクログ

    都内のマンションの一室で無惨な姿で発見された有名デザイナーの女性。防犯カメラ映像から容疑者は絞られ逮捕にこぎつけるが、ベテラン刑事の違和感から被害者の過去が洗われ、次第に事件は別の様相を見せ始める…。


    面白かった〜。
    作者は現役の脳神経外科医ということで、論理性と医学的な知見に基づく描写がクール。
    精神医学の曖昧さや、それを事件捜査で客観的に立証していくことの難しさを示したエンディングは、ミステリとしては有体な終わり方ではないが、それも無理矢理解決に持ち込まない誠実さも感じられて好感が持てる。

    ミステリとしては、主人公が宇佐見かと思っていたら最後には田所だったのねという感じで、モブキャラ

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    2025年07月13日
  • 不確かな真実

    Posted by ブクログ

    あまりにも脈絡なく事件からスタートした唐突感が尾を引き、登場人物の背景描写が薄いところは気になったが、プロットと刑事の丹念な捜査描写は素晴らしい。やはり著者が脳神経外科医のため、殺人事件に隠された「不確実な真実」と精神鑑定の不確実さを浮き彫りにするあたりはお見事。刑事の執念は実らず、ラストの不確実なまま捜査が終わるところも好感が持てる。

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    2025年07月08日