石田汗太のレビュー一覧

  • わたしは楳図かずお マンガから芸術へ

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    稀代の恐怖漫画化楳図かずおがインタビューによって、自分の人生を、数々の作品の創作背景、創作意図を語った一書。期せずして『わたしは真悟』を読進中に併せて読んだ。あかん、氏の全作品読みたくなった。『漂流教室』と『14歳』は読もう! 『ZOKU-SHINGO』観たい! 「楳図かずお大美術展」再開催してくれないものか。

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    2025年04月25日
  • わたしは楳図かずお マンガから芸術へ

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    2022年から楳図かずおの死の直前である2024年9月までの期間、断続的に行われた聞き取りによる、楳図かずお自身が時系列に沿って語る半生と作品について。読売新聞の連載記事をまとめ書籍化したもの。

    個々の作品についても具体的かつ詳細に語っていてその内容は貴重。
    (最近、新装版がでた)80年代に楳図かずお自身が自作についていろいろ語った内容をまとめた「恐怖への招待」と読み比べてみるのも面白そうだ。

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    2025年03月18日
  • わたしは楳図かずお マンガから芸術へ

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    恐怖漫画の枠はめられがちな作家・楳図かずお氏。
    編集者による聞き書きスタイルの自伝。幼少期、家族の記憶から始まり、思春期、そして漫画の道へ。そして恐怖漫画という新境地を切り開くが、その根底にあるものが何かがちょっとだけわかった気がする。
    敬愛する母の面影が大きく影響しているようだが、その語りをきいていると、古代神話のあの世への畏れのような感覚が蘇る。
    改めて過去の作品を読んでみたくなった。初期作品の醸し出す透明感とメルヘンの世界観は、恐怖漫画にも引き継がれていおり、美しさへのこだわりが際立つ。

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    2025年09月29日
  • わたしは楳図かずお マンガから芸術へ

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    逆進化のくだりと、子供を主人公にすることで描く幅が広がる、無茶ができるという話は興味深かった。
    また、楳図かずお自身が食べ物の復讐を信じており、一度口にした物(特に肉)は一週間という期間を空けないと再び口にしないというルーティンがおもしろかった。

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    2025年07月12日
  • わたしは楳図かずお マンガから芸術へ

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    <目次>
    第1章  恐怖マンガの時代…1936~1968
    第2章  心理サスペンスの時代…1969~1981
    第3章  人類滅亡SFの時代…1982~2024

    <内容>
    インタビューによる楳図かずおさんの伝記。知らないことばかりだったけど、同時期にもう1冊(『恐怖への招待』元本は1996年刊)が出ていている。亡くなって半年位なので、そういう時期なのかな?好きな漫画家ではなかったし、決してうまい絵だと思わないが、ストーリーテラーですよね。読んでいると、「深く考えていない」とおっしゃっているが、けっこう深く考えていると思う。世の中にも敏感で、繊細な方だったんだなって。

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    2025年05月24日
  • わたしは楳図かずお マンガから芸術へ

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    僕は、進化しすぎた生物は、恐竜のように滅びるしかないと思っています。進化に行き詰まった時は、一度原初の姿に返ることで、新たな道を探ることができるのではないか。つまり、退化することで、進化はもう一度やり直せるのではないか。この「逆進化」というテーマは、僕の中にずっと残り続け、様々な作品に発展することになります。 56頁

    いまの漫画って、すごく現実的で、分かりやすいところにいっちゃっている。怪しさがなくなっちゃって、そんなの漫画じゃないっていうふうに感じますね。編集者が作り方のノウハウみたいなものをどこからか仕入れてきて、それにそってものを言い始めた。そのあたりから、漫画が駄目になっちゃた。

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    2025年05月03日
  • わたしは楳図かずお マンガから芸術へ

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    好きなSF作品で、『アルジャーノンに花束を』をあげていて、『わたしは真悟』がどんなお話なのか理解できた気がする。

    楳図かずおの人生を知ることができる貴重な資料。

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    2025年04月14日