池田稔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
そういえば、最近、ゲーセンって行かなくなったよな…と思ったところで目についたので、思わず手に取ってしまった。
ゲームとは?ゲーセンとは?
今のドキドキと未来のワクワクをくれる、あの頃は、ドット絵でも、想像を膨らませて楽しくプレイしていた。
「アーケードゲーム」というものに、明らかに、日本中が熱狂していたのが、1980-90年代の日本だったと思う。
ちょっと本筋とはズレるけど、あの頃の日本が経済的にもとても強かったのは、熱狂、つまり、今のドキドキと未来のワクワクをくれるものがたくさんあって、アーケードゲームもそのひとつだったんじゃないかな?
人は、夢中になって楽しめるものには、お金をつぎ込む -
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ネタバレ秋葉原の書泉ブックタワーで見かけた、ミカド店長が書いた本。これまでアンテナに引っかかってなかったのでこの機会に買っておいた。積本になりかけていたが、読み始めたら一瞬で読み終えてしまった。読みやすいのはあるが、それよりも自分の興味に合いすぎていたというのが大きい。ミカド店長と同じ世代ではないが、自分もゲームセンターには通い詰めた一人だから、各章の年表にあるゲーム、大体知ってる。でも今あらためて見直してみると、1995年なんてストZERO、ヴァンパイアハンター、KOF95、サムスピ斬紅郎無双剣、バーチャロンが出てて激しすぎる。というか1994から97くらいが毎年フィーバーしていた様子。確かに自分も
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Posted by ブクログ
僕はかつて、多くのギャラリーを従えてノーミス全クリするようなゲーセン少年だった。しかし、気づけばもう何十年もゲーセンに行っていない。行ったかもしれないが、お金は使っていない。最後に使ったのはプリクラか、UFOキャッチャーか…?
そう、ゲーセンは、そういう明るい機械たちに席巻され、本書の舞台である「ミカド」のような薄暗いゲーセンは絶滅危惧種である。
ゲーセンは1989年に2万2000店を数えるが、2019年には4000店と激減している。スマホゲームの台頭、オンライン化による高負担(メーカーにインカムの3割を上納させられる)、コロナもあったし、近年では電気代の高騰もそれに拍車をかけるだろう。
世の -
Posted by ブクログ
ネタバレゲーセン戦記
ミカド店長が見たアーケードゲームの半世紀
著者:池田稔
聞き手・構成:ナカガワヒロユキ
発行:2023年6月10日
中公新書ラクレ
ミカドというゲームセンターは、「ゲーマーの聖地」として国内、海外でその名が知られているらしい。現在、高田馬場2軒と池袋の3店舗があるが、いずれも、ほぼレトロゲームだけで経営がなりたっている。その創業者で店長を兼ねる著者の〝成功物語〟だけれど、決して大もうけしてはいない成功物語だ。つまりは、ゲームセンターそのものが成り立つ時代ではないのに、立派に成り立たせているだけでも大成功と言えるんだろうということが分かる本だった。
ゲームって家庭かスマホです -
Posted by ブクログ
ゲーセン業界と店舗経営のドキュメンタリー。本書を読んだ理由は、私もアーケードゲームのプレイヤーの一人として業界の動きを追いたかったから(業界の新刊を読まないと追いていかれる)。
個人的な好みとしては、ミカドを経営するまでの話は昔すぎるせいか説明的に見えてしまって少し退屈だったけど、ミカドを始めてからの章は経営上の苦労が語られていて興味深かった。特に大規模震災や感染症の流行などの災害による社会環境の変化や、逆境の中で生き残るための企画、イベントビルオーナーとのやりとりなどは、業界が違っていても仕事をする上で参考にしたいくらいに見応えがあって良かった。
昨今のゲーセン業界の縮退は消費税増税の影響も