落語好きとしてこの作品に気が付かなかったのは情けない。とあるきっかけで異世界から召喚された「八代目魔王」の美少女ハチが、かつて落語の「天才前座」と呼ばれ今は伸び悩むヨタとともに前座として修業の日々を送る物語。美少女やら異世界やらなど、ライトノベル要素満載の本作で真剣に落語をやるわけですが、「前座」という立場であるからこそ、彼らが行う多面的な「修業」を通じてそれらの「ラノベ要素」が遺憾なく発揮されていることに感激です。非常に面白い作品でした。ハチによる『寿限無』の現代版アレンジは実際に寄席で聞いてみたいな。