有元優喜のレビュー一覧

  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    なかなか思うように進まない中での粘り腰の取材。面白かった。
    途中から明らかに避けられてるし。
    ヒグマの習性について記述があり、それがとても興味深かった。

    人間に恐れられていたOSO18は、競争に敗れたヒグマの成れの果てだった、という展開は衝撃だった。
    人里に降りてくるクマ達もまた、生き残るため、危険を感じながらも人間の生活圏に足を踏み入れる。正直可哀想に思う。
    野生動物保護政策の結果が巡り巡って、今度は人の手で処分される動物達を生み出している、というのは滑稽でしかない。
    「共存」とは何か、真剣に考えなければならないと警鐘を鳴らされたような思いだ。

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    2026年04月05日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    猛獣パニック、というジャンルは長きに渡り人気のある分野です。JAWSの鮫、ジュラシックパークのティラノサウルスに並び、日本では「ヒグマ」に対する畏怖があるように思います。吉村昭の「羆嵐」で描かれる三毛別事件を筆頭に、北海道のヒグマは今もなお圧倒的な存在感があります。

    現代の北海道で数年にわたり60頭以上の牛を襲った「OSO18」というヒグマは、その呼称と凄惨な被害で大きな注目を集めました。

    その「怪物」がいかにして生まれ、どのようにして斃れたのか。警戒心が強く姿を見ることができないために「忍者」とも言われたヒグマを追い続けたNHK記者のドキュメンタリーは、取材の様子が細やかに描かれていて読

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    2026年04月03日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    丁度この時期に道東に居たこともあり、関係各所の状況が非常に分かりやすく頭に入ってきて当時を思い出すことができた。道民から楽しく読めると思う。
    非常に読みやすく、それでいて面白い構成なので軽い気持ちで読んで引き込まれてほしい。

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    2026年01月27日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    昨今のクマ被害のニュースが気になったため手に取った1冊。

    非常に読みやすく、OSO18のヒグマ被害の実態とハンターの活動内容の理解が深まった。
    自然を守ろうと保護区域を設定した中、逆にその保護区域をヒグマの逃げ場として使われていることは皮肉に感じた。

    本を読み最近のクマ被害ニュースを改めて見ると、食物連鎖の外側で生きていると思っていた我々人間も実際は食物連鎖の中でしか生きられていないのでは、と思う。

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    2025年11月25日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    ・積読チャンネルで知りました。積読チャンネルありがとう。
    ・良かった。なんとなくこれを読みながら、私もしかして日本のドキュメンタリーの方が読みやすいのかな……と思った。
    ・この本はOSO-18について書かれているけど、「報道されて私の目に入るのはその表層だけ」という根本的な部分を知る(これは知識として持つというよりは、刻み込むというか、心の一角をしっかり確保して置いておく、みたいな『知る』です)良いきっかけになったと思う。

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    2025年10月16日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    [異形のヒグマ」は、結局、人が人間と動物の境界線を超えてしまったことで、その存在を生み出してしまったということだと思う。そして、それは一つの個体で終了ではなく、次から次へと起こりうることで、真剣な対策が講じられなければ、何も北海道の問題ではないと感じた。「OSO18を創り出したもの」、これを対岸の火事的に思うのではなく、それぞれの地域の実情に応じて早急に対策を練っていくべき課題だと思う。人家に押し入ってくる、そんな事態になったら、山を傍に抱えいてる住民にとっては死活問題になるのは間違いない。

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    2025年09月04日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    久々に一気に読み進めた本。
    人間が名前を与えたことで、猟奇的な生き物に成り果てたヒグマの話。

    このクマは加害者であり、被害者的側面ももつ。
    牛の腹から内臓を引き出し肉を貪り続けた、この姿を見せないクマが、何故被害者的側面も持つのか。
    読後は極めて後味が悪い。しかし、この後味の悪さは、抱くべくして抱くものだと思う。

    ヒグマの生態の観点から、
    疲弊した地方の観点から、
    マスメディアのあり方の観点から、
    ミステリー好きの観点からでも、
    現実的な学びが多い本である。

    映像を作る方々の著作だけあり、映像が浮かんでくる文体と構成。パワフルな本。お薦めです。

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    2025年05月16日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    以前リーダー藤本さんの本は読んだのです。こちらはNHK取材班目線の本。肝心の番組を観られていないので再放送してくれないかしら。

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    2025年04月29日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    ネタバレ

    自身が食べる以上に次々と牧牛を死傷させ、残された18cmの足跡から超大型の猟奇的なヒグマとして恐れられたOSO18。本書はNHKのディレクター2人がOSO18を追うドキュメントである。残念ながら生きたOSO18をテレビカメラに収めることはできなかったが、OSO18が処分された屠殺場を自ら探索して発見した骨からOSO18の正体を探る経緯は、当に調査報道というべきであり圧巻。足跡は追跡中から本当は16cmであり、標準的な体格のヒグマであることは判明していたが、OSO18の正体が判明したのはこのディレクターの功績。牛を食べることなく殺傷したのは単純に仕留める程の体格に恵まれなかったためである。基本的

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    2026年03月03日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    事実を淡々と書いているので大変読みやすい。
    著者の方達が作成したNHKのドキュメンタリーは視聴済みのため結末はわかっていたものの、映像では汲み取れなかった心情が書かれていて良かった。
    北海道に住む人間として、読んで良かったと思う。

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    2026年01月24日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    ドキュメンタリーも見て、結末も知っているので「でも、この人らはみんなOSO18を捕まえられないまま終わるんだよね……」となる。

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    2025年12月14日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    一気に読んでしまいましたね
    ハンターの人達は今年のクマ大暴れのことも予測してたんですねぇ…どんどん肉食になっていくクマたち…怖いです

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    2025年11月02日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    読みやすく、一気に読み終わった
    色々と野生との共生について考えさせられる。。
    ハンターの継承は喫緊の課題だなぁ

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    2025年10月19日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    ネタバレ

    積読チャンネルにて紹介されていたので購入。本書の著者であるNHKのディレクター2人のガッツに拍手。ハンター達に煙たがられても何とか取材を続行しようとする姿が素晴らしかった。特に若いディレクターの有元さんが堆肥場からOSO18の骨を見つけるシーンはとてつもない執念を感じた。
    OSO18自体はあっけない最期だったが、本書でも書かれている通りそのあっけない死から深く考えさせられることが多々あった。
    約1000頭を捕獲したハンター集団の一員である赤石さんの写真がかっこよすぎた。70歳で1000頭のうちのほぼ半分を一人で捕獲したというのだから驚きだ。

    最近特に熊被害のニュースが上がっているが、個人的に

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    2025年10月18日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    捕獲はおろか見つけることもできなかったヒグマ「OSO18」。人間側の見方で「怪物」「忍者」などと呼ばれていたけど、結局、たくさん生息するヒグマのなかの一頭でしたね。最後があっけなさ過ぎて、「これがリアルだから!」という言葉がぴったりだと思いました。しかし、NHK出版じゃなくて講談社から出版されたのは、何か事情があったんでしょうかね?

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    2025年07月13日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    簡単に感想を書くことはできない、このヒグマは加害者であり、被害者ではないだろうか。
    私はそこに住んでいないから、現地の人の恐怖も分からない。だから浅はかな感情や知識ではこの出来事は語れない。ゆえにメディアの伝えるべき責任は大きい。
    oso18を駆除したことが分かった後の人々の動きは怪奇である。まさに人間が一番怪奇なのかもしれない。

    いろいろ考えさせられるな......。

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    2025年04月06日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    OSO18(オソ18)と名付けられたヒグマ。
    道東地域、標茶町を中心に2019年から4年にわたり牛を計66頭襲った。足形の横幅が18センチである事から大型のオスと推定された。一度に複数の牛を襲う。殺して食べるだけでなく怪我をさせるだけだったり、まるで、襲う行為を楽しむかのように。人前には姿を見せず仕掛けた箱罠も簡単に破り、2度とかからない。人々はあらゆる手段で捕獲、駆除を試みる。

    異形のヒグマ、確かにそうだ。
    草食と肉食両方兼ね備え、知恵もある。
    広い地域に出没し、国道272号線を何度も横断している。無人カメラに写り込み、足形、糞があればその痕跡を追うが、見つからない。
    「オレが仕留める」腕

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    2026年04月04日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    NHKの番組でOSO18を知りました。この本を読んで、「熊嵐(吉村昭さんの作品)」とヒグマのイメージが少し違うと感じました。

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    2025年08月15日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    人間側支店によるヒグマによる酪農業、畜産業の被害を考えると、ヒグマは全滅させてもいいのではないかと思うこともあるが、もともとは自然界に生息していたヒグマの生態を、人間が人間側の都合で破壊していることを考えるとなんとも言えなくなる。これからも共存の道筋を考える必要があるであろう。猟師さん達が、現代文明を用いながらも、狩猟の大変さを感じられた。そして、猟師さんの技術を次の世代へ受け継がないといけないが、なり手が少なくなってきていることへの課題も感じる。猟師さんリスペクトです。

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    2025年08月13日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    ネタバレ

    手に取るきっかけはラジオ内砂鉄堂書店の砂鉄さんの話を聞いていた息子の頼み。9歳には難読漢字が多く、ほぼすべて読み聞かせた。

    評価は2か3で迷う。正直2だけれど、綿密な取材に敬意を表して3に。

    NHKの2人のディレクターの取材記録。
    これはノンフィクション?
    OSO18を実際に目にできなかった2人だから仕方がないが、エピローグがポエムすぎる。OSO18の最期の描写(2人の想像)などはテレビ用の絵コンテを書き起こしたよう。
    それ以外にも、ところどころがかなり客観性に欠ける決めつけのような表現があり、つっこみたくなる。自分たちをかっこよく書きすぎなのかもしれない。

    ノンフィクションとしては微妙

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    2025年06月19日