講談社MRC編集部のレビュー一覧
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講談社MRC編集部・編『嘘をついたのは、初めてだった』講談社文庫。
『黒猫を飼い始めた』に続く講談社MRCのショートストーリー・アンソロジーの第2弾。
29作品全てが『嘘をついたのは、初めてだった。』という1文で始まる競作ショートストーリー集。
『嘘をついたのは、初めてだった。』という1文は一人称表現であるが故に、私や僕といった一人称の短編ばかりが並び、嘘の対義である正直に言及しているのは、嘘に対する後ろめたさの現れか。
『黒猫を飼い始めた』の方が格段に面白かった。嘘をつくことに怯えているのか、構え過ぎたかのような捏ねくり回した作品が多く、面白くない短編ばかりだった。
須藤古都離『 -
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黒猫を飼い始めた
の一文から始まる26人の作家陣による、
全26篇のアンソロジー短編集。
ざっと印象に残った作品は
「レモンの目」一穂ミチ
「メールが届いたとき私は」宮西真冬
「飽くまで」青崎有吾 (掲載順;敬称略)
一穂さんは以前読んだ長編がエピソードの羅列で長編としてのつながりをそこまで感じなかったのだけれど、
もしかしたらこういうエピソードを作るのがもともと得意なのかもしれない。
青崎さんの作品はなんというかこれだけの飛距離の発想をきれいにオトすのが見事としか言いようがない。
そして黒猫の持つ広がりを改めて感じた。
「柴犬を飼い始めた」では物語は始まらない。
少なくとも、斯様には。 -
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講談社MCR編集部・編『黒猫を飼い始めた』講談社文庫。
26人の作家による『黒猫を飼い始めた。』という書き出しで始まるショートショート作品を収録したアンソロジー。会員制読書クラブMRCで大好評のショートショート企画とのこと。
自分も半年前から黒猫を飼い始めたので、この本に大いなる興味を持ったのだ。
手を変え品を変え、様々なパターンの黒猫ショートショートが描かれる。何故かダイイングメッセージを描いたショートショートが3編あった。黒猫とダイイングメッセージは何か関連するものがあるのだろうか。
神秘的なところがある黒猫は小説の題材になりやすいのかも知れないが、エドガー・アラン・ポーの『黒猫』 -
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ルールは一つ。全作家が「黒猫を飼い始めた」の書き出しで始めること。
二行目から一変する世界に息を呑む、ショートショートアンソロジー。
「黒猫を飼い始めた」から始まる話を集めたショートショートアンソロジーです。全26名。個人的なお目当ては、斜線堂有紀さんとQuizKnockの河村拓哉さんでした。こちらの2人は割とファンタジーめいたお話でしたが、全体的にはミステリ・サスペンス系の話が多めの印象。
黒猫の存在も、フレーバー程度で本筋とはあまり関係ないものから、がっつり謎に関わっていたり、黒猫? だったりとか色々。
黒猫を飼い始めた誰か、の存在から、それぞれに飛躍していくストーリーが自由で面白い。