安田現象・Xenotoonのレビュー一覧

  • 小説版メイクアガール メイクマイセルフ

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    ネタバレ

    映画『メイクアガール』冒頭に繋がる(前日譚的)スピンオフ作品。「明君が二人いればよかったのにね」茜さんのそんな一言に、研究の時間と高校で過ごす時間の両立を図った明が自分のコピーロボットを作ってしまうというところから始まる物語。「明の代わり」をプログラムされていたはずのロボ明が茜らとの交流を通じ「自分は何か」という思いに目覚めていく展開に、物語がどこへ向かっていくのか少々ハラハラしながら見守りました。落ち着くべき所に落ち着いた感じですが、やはり「彼女」の存在が背後にありそうなのが怖い。今回はロボ明とともに茜さんも主人公的な役割で、彼女の明へのかいがいしさにキュンとなります。良作。

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    2025年02月26日
  • メイクアガール episode 0

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    『メイクアガール』の劇場作品を観てノベライズ版を読み、全てのイベントの根源たる水溜稲葉の人物像を知りたくて手に取りました。これ単体でも成立していますが、やはり映画(and or orノベライズ版)とセットで真価が発揮されるスピンアウト作品と思います。というのもこの小説に知りたかった稲葉の人となりと、本編で曖昧だったバックグラウンドが明らかになるからですね。天才とは何と業が深く孤独な存在であるか。それだけに、稲葉が自覚した思いを綴った最後の一行が突き刺さるのです。傑作でした。

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    2025年02月12日
  • メイクアガール

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    2025年1月31日に公開された同名の劇場アニメ作品のノベライズ版。主人公・明とヒロイン・0号の視点が交互に入れ替わって進む構成のため、映画では曖昧だった明と0号が何を考え何に苦悩していたかが明らかになることで映画への理解がより深まりました。さらに、全ての根源である明の母緒・稲葉のモノローグもあるので、彼女が何を考え研究をしていたかも明らかになるのも嬉しい(天才の業の深さに若干恐怖しけど)。こういう心情描写があるのがノベライズの良い点ですね。作品全体の解像度が高くなったので、もう一度映画を観てこようかな。

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    2025年02月10日