ポール・モランのレビュー一覧

  • シャネル 人生を語る

    Posted by ブクログ

    シャネルの死後ほどなく刊行されたシャネルの古典的伝記。著者のポール・モランは第二次世界大戦後、スイスに隠遁するシャネルと交流を持ち、その言葉を書き留めた。

    シャネルが生前、(特に自分の生い立ちに関する)過去を虚飾したのは有名な話で、シャネルの語り書きという特性上、虚実入り混じる話となっているが、シャネルが「モード」について語った哲学は格言となり、モランがシャネルを称して(19世紀的なものを全て過去のものにした)「皆殺しの天使」と呼んだフレーズは、彼女の代名詞となった。

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    2025年08月31日