井上榛香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『宇宙を編む』を読みました。
宇宙ライター・井上はるかさん(こはるさん)の著書です。
この本は、こはるさんがどのように宇宙ライターという仕事を切り拓き、生計を立てられるようになったのかを描いた、ある意味「高校生の頃から始まるキャリア挑戦の物語」だと感じました。宇宙飛行士の野口聡一さんも絶賛されている一冊です。
特に印象に残ったのは、ウクライナ戦争について書かれている章でした。
戦争を経験していない30代前半のこはるさんが、現代の戦争をどう受け止めているのか。その視点に、とても考えさせられました。
そして驚いたのが、宇宙飛行士を目指す中でロシア語を学ぶ必要があり、そのためにウクライナへ留学していたというエピソードです。行動したからこそ現地に友人ができ、その後の戦争は決して遠い国の出来事ではなくなっていた。その重みが文章から伝わってきました。
読んでいて改めて思ったのは、「人は行動することで世界が広がる」ということ。そして、行動した人の周りには自然と助けてくれる人が集まるということです。
種子島でロケット打ち上げを取材した際、打ち上げが見られなかったにもかかわらず、タクシー運転手さんとの心温まる交流が描かれていたエピソードも印象的でした。取材先で出会う人との関係性が、この本全体を温かく包んでいるように感じます。と、エピソードトークあってますよね?記憶が…。
私自身、宇宙スタートアップで広報の仕事をしているので、「人と向き合う姿勢」や「伝える仕事」のあり方について、多くの学びを得ることができました。
こはるさん、素敵な一冊をありがとうございました。
これからも応援しています。