服部孝洋のレビュー一覧

  • はじめての日本国債

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    本書は、国債取引の仕組みについて、証券会社のトレーダーの目線から考えるという斬新な構成になっている。証券会社出身の筆者の経験が生かされた一冊と言えるだろう。国債取引については、経済学の教科書で学んだが、イメージが付きづらくて敬遠していた。だが、本書ではできる限り直感的な理解を促すよう豊富な具体例を用いながら説明されているので、実際の取引の様子を想像しながら楽しく読むことができた。なお、国債取引の文脈で登場する様々な専門用語について、丁寧に説明されているので、国債市場を理解するための入門書として本書は優れていると感じた。

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    2025年02月20日
  • 為替介入とは何か 200兆円規模「外為特会」が生まれた謎

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    巷で話題になる為替介入に焦点を当てた数少ない一冊である。

    円の価値を誘導するために行われる円買い或いは円売りについて、政府の財政構造や金融市場の仕組みをあわせて整理されており、理解するためには実際には金融経済の知識が多少必要ではあるものの読み通せないものでもない。

    ただ、後半の議論に進むに連れて、為替介入ということに関していえば周辺知識となる内容がいくつかの複数の分野でそれぞれ併記されており、またここでさらに分かりづらくなるという感じはする。もっと為替介入を中心の軸に置いて書き進めていれば理解が進むように思う。

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    2026年10月11日
  • 為替介入とは何か 200兆円規模「外為特会」が生まれた謎

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    財務省の外為特会のお仕事について書かれた本。
    為替介入については、半年で3回や3営業日ルールといった基本から、口先介入のレベル、介入実施時の規模推定方法などが紹介されている。
    当たり前ながら介入実施時の裏舞台などは書かれておらず、介入がブラックボックスである感覚は変わらない。

    実務的な流れや取り扱い方法も載っているため、市場参加者が読むというよりは官僚とその関係者向けの本と思われる。
    財務省の業務内容は一般公開されているのだろうが、こういった内容を新書に落とし込んで手に取れるのは貴重な体験である。

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    2026年09月20日
  • はじめての日本国債

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    部下への指導用に!

    マイナス金利下の金融政策、日本の財政の仕組み、先物、スワップ、TONAまで網羅。

    ディーラー目線での解説は、わかりやすい。それでも、一般の人たちには「?」の部分もあるかもしれないけど、、、

    Twitterの解説もわかりやすい筆者。今後もこのような発信を続けてほしい。

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    2026年05月10日
  • はじめての日本国債

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    銀行や生命保険会社のビジネスモデル、イールドカーブコントロールなどニュースで出てくる言葉の意味がなんとなく分かるようになる入門書。国債には満期があるため、日銀が国債購入を減額する事で保有する国債のストックが減り、量的引き締めの出口戦略になる、というのは当たり前だけど、なるほどなと思った。
    個人視点での現実的な話として、銀行預金よりも日本国債10年変動を購入した方が安全、且つ利率も高いということ。

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    2026年03月22日
  • はじめての日本国債

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    そもそもがとっつきにくいのだが、「自分が買い物するとしたら」「100円の利子が1%なら」など具体的なイメージや、各者の意図など提示してくれているので、分かり易い。1冊めとして良。

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    2026年03月11日
  • はじめての日本国債

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    ネタバレ

    日銀のレポートは詳細。年4回の展望レポート、金融システムレポート、各年度の金融市場調節。
    フォワードガイダンス=日銀が望む方向に予測を誘導すること。植田総裁が審議委員時代に導入した。

    マネタリーベースは狭義の貨幣。民間銀行の預金や現金を合計したものはマネーストック(マネーサプライ)。
    日銀は長期金利をコントロールするために、10年物国債を無制限に購入した=指値オペ。

    銀行は短い期間で調達(低い金利)して、長い年限で貸す(高い金利)。金利のスワップ。
    アセット・ライアビリティ・マネジメント(ALM)は銀行のリスク管理の基本。負債と資産の年限が乖離しないようにする。
    バーゼル規制には自己資本比率規制のほかに、金利リスク規制がある。そのため無尽蔵に金利リスクを増やすことができない。国債を発行する際は、銀行の購入可能性を考慮する必要がある。2023年のアメリカの金利上昇局面では、金利リスクテイクの大きい銀行が破綻した。

    日本の国債の制度は複雑でマニアック。新規国債のほかに複数の国債がある。
    財政投融資、復興祭、GX経済移行債、子ども特例債などがある。
    国債発行総額=新規国債+借換債+財投債+復興祭+GX経済移行債+子ども特例債

    霞が関では、6~7月に国会が終わったあとに人事異動がある。
    かつてはゆうちょの資金で資金運用部を通じて国債を買っていた。それが買わなくなったときに金利上昇した=資金運用部ショック。
    新しい商品は定着しにくい=物価連動国債と変老利付国債。現状はひとつの先物だけが取引されている。

    60年償還ルール=建設国債を60年で償却するルールが元になっている。
    毎年特例法で赤字国債を出しているが、60年償還ルールが適用されている。借り換えしているので事実上は無視されている。撤廃しても、現状事実上撤廃しているので、財政は変わらない。

    国債に関係する商品では、国債先物が最も劉宇同性が高い。先物取引の本質は、高い流動性にある。予約だけなので取引に費用がかからない。予約取引を取引所に上場させたもの。店頭で相対取引される場合もあり、これは先渡し契約(フォワード取引)という。先物であれば、空売りが可能。国債を貸し借りするレポ市場が不要。
    在庫の国債の金利リスクをヘッジするため、先物をショートすることができる。
    満期が近い限月が中心限月。国債先物は7年から11年の国債を渡せば良い。どれでもいいので、買い占めによるスクィーズは起きない。年限の低いものは受け渡しのコストが低い。
    金利スワップとは固定金利と変動金利の交換。国債以上に取引されている。金利スワップは、国債とほぼ同じ商品。
    レポ市場は国債を貸して現金を受取る市場=国債を担保とした貸借=金利が発生する=レポ金利=短期金利を繰り返す=変動金利と同じ。
    レポ市場で国債を借りることは、変動金利を払って固定金利をもらうのと同じ。=国債を買うのと同じ。
    金利スワップの変動金利はTONA=日銀の政策金利。
    スワップ金利を見ることで、市場が金利の動向をどう見ているかがわかる。
    TONAは無担保でレポ取引は有担保だが、TONAのほうが
    市場参加者が広く、国債の需給に影響されない。

    短期金融市場では、無担保コール翌日物金利で取引される=TONA(トナー)と呼ばれる。短資会社がブローキングする。短資会社は日本独特。
    ゼロ金利政策で短期金融市場の流動性が不足した。そこで保管当座預金制度で準備預金を超えた超過準備に利息をつけた。当座預金に利息をつけることで、日銀当座預金を持たないファンドなどが、短期的に資金運用するために銀行に預ける。そのため短期金融市場が流動性が増える。日銀は、当座預金の金利を変更することで、短期金融市場の金利を操作できる。
    日銀は保有する国債を売却しなくても、付利利息を上げることで短期金利を挙げられる。

    国庫短期証券(Tビル)は1年以内の短期国債。利子はない=ゼロクーポン。割引債。1年以内なので割引債にしたほうが面倒がない。Tビルは、6割が外国人投資家が保有している。ドルを持っている外国人はドルを出して塩を受け取り、それを置く場所として短期証券Tビルを使う。

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    2025年05月23日
  • はじめての日本国債

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    あまり一般的には馴染みのない国債についての初心者向け解説書。著者は誰にでも理解出来るようにと丁寧に解説しているので脱落することはあまりないのでは

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    2025年05月13日