あらすじ
2020年代以降進んだ円安により、財務省が実施する「為替介入」がメディアなどでも話題に上るようになった。しかしその内実は、あまり一般の人々に明かされていない。本書は実務家として経済政策の最前線にもかかわってきた経済学者が、為替のメカニズムや介入実施の過程、政策としての歴史を解説。さらには為替介入によって生まれる外貨建て資産「外為特会」の謎を明らかにする。ロングセラー『はじめての日本国債』の著者による、世界経済を読み解くための基礎知識が身につく最良の入門書。
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Posted by ブクログ
ニッチですが時流に乗ったテーマです。改めて外為特会とは何か、何故今「ホクホク」なのか、非常に丁寧に分かりやすくまとまっています。思ったよりも、外為特会の資金は国の予算や海外投資にも回っていて、各種資金の帳尻合わせとして機能しているという事が分かります。
加えて、財務省の組織や、財務官の仕事なんかも解説があって目から鱗でしたね。
服部先生の前著「はじめての日本国債」もそうでしたが、実務に携わっている方の解説には外れが無いですね。
Posted by ブクログ
巷で話題になる為替介入に焦点を当てた数少ない一冊である。
円の価値を誘導するために行われる円買い或いは円売りについて、政府の財政構造や金融市場の仕組みをあわせて整理されており、理解するためには実際には金融経済の知識が多少必要ではあるものの読み通せないものでもない。
ただ、後半の議論に進むに連れて、為替介入ということに関していえば周辺知識となる内容がいくつかの複数の分野でそれぞれ併記されており、またここでさらに分かりづらくなるという感じはする。もっと為替介入を中心の軸に置いて書き進めていれば理解が進むように思う。