振り切れてない
2巻まで概ね読了
不遇令息もの
不遇令嬢ものは結構あり、その男版のようだが
不遇さ、ヒロインの性格や行動、元実家のやらかし、元実家へのザマァ
2人のイチャラブ
(状況としては大変なものはあるが)
どれも描写が振り切れておらず
ぼんやりした感じになってしまっている。
順序立ても、主人公側が準備万端なことが概ね分かるところまで描写してから
相手が突っ込んでくるのでは、意外性も危機感も無く盛り上がりに欠ける。
主人公の被害者意識が薄いのは悪くないが
それに合わせて読者に与える印象までぼんやりしてしまうのは
読み物として退屈になる。