千広兄弟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思わず手に取ってしまうほどの柔らかな色彩に包まれて、そおっとたまごを包み込むように手にしている少女の表紙の絵にしばし見惚れる。
森を散歩していた少女が拾ったのはたまご。
このたまごからは、いったい何がうまれてくるのだろうかと…
かめだったら、魚だったら、ふくろうだったら、いもむしだったらと少女の想像はふくらんで時間が経つのも忘れてしまうほど。
大切に手でつつみ持ち帰ることにするけれど、あとをつけてくるオオカミが。
家まで追いついてきたオオカミに「おねがい、わたしたちをたべないで」と言うと「たべないよ わたしは
森をまもるオオカミ 森のなかまを かえしてほしいだけなんだ」と。
少女が思ったの