あらすじ
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【SNS総フォロワー14万人超え】
SNSでいまもっとも注目すべき新進気鋭の絵本作家、待望のデビュー
「わたしが まもってあげる」
森で見つけたひとつの卵。
かえるその日を夢見て、大切に抱きしめた少女。
けれど、危険な道中を越えてたどり着いた家で
家族の温もりに包まれた瞬間、少女は気づきます。
「この卵にもきっと、自分を待つ家族がいる」のだと。
大切な人にこそ伝えたい ある少女の成長を描いた物語絵本。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
思わず手に取ってしまうほどの柔らかな色彩に包まれて、そおっとたまごを包み込むように手にしている少女の表紙の絵にしばし見惚れる。
森を散歩していた少女が拾ったのはたまご。
このたまごからは、いったい何がうまれてくるのだろうかと…
かめだったら、魚だったら、ふくろうだったら、いもむしだったらと少女の想像はふくらんで時間が経つのも忘れてしまうほど。
大切に手でつつみ持ち帰ることにするけれど、あとをつけてくるオオカミが。
家まで追いついてきたオオカミに「おねがい、わたしたちをたべないで」と言うと「たべないよ わたしは
森をまもるオオカミ 森のなかまを かえしてほしいだけなんだ」と。
少女が思ったのは、やさしくつつんでくれる 安心できる場所にかえしてあげたいと。
とても優しくて温かくなる絵本。
ここにいれば安心できるという場所が必ずあるからかえしてあげようと思える。
そんな気持ちになったのは、おとうさんやおかあさんの姿を見たからで、そのとき不安な気持ちが嘘のように消えてあたたかな気持ちになったから。
どのページをめくっても絵が素敵なので、ずっと見ていたくなる。