谷夏読のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ上城北高校2年2組の窓際一番後ろの席に恋愛の神様(岩永朝司)がいる。
朝司のもとに恋愛小説を書く小井塚咲那が「小説のネタになりそうのコイバナを教えてください!」と頼み込む。そこで朝司は教える代わりに自分のもとにくる相談内容を解決して欲しいと交換条件を提示。相談内容を解決していく中で、従妹で義理の妹である引きこもりの木葉から話を聞き学校に連れ出す必要が。木葉が引きこもってた理由は恋心を持っていた朝司が死んだからである。
朝司は木葉のために恋愛の神様として自分を殺したはずの木葉のストーカーを探し、木葉を助けようとしていた。そのことを知った紗那は自分が朝司を好きなことを自覚することとなる。
初めて恋をしたのにその相手である朝司くんは死んでいて幽霊だし、木葉ちゃんと両思いだし木葉ちゃんのために恋愛の神様してるしで、咲那ちゃんの立場苦しいなと思った。最後に気持ちを伝えたときは読んでいて本当に辛い…。咲那ちゃんが書く(欲しかった言葉を言わせたり、叶わなかった願いを叶え、届けられなかった思い、伝えられなかった言葉を書きつらねた)ハッピーエンドの小説も読んでみたかったと思う。
人の嘘(感情が)見え、目立ちたくなかった咲那ちゃんが解決のためにコミュニケーションをとったり、朝司のために恋愛の占い師になることを決意したりするのは凄いと思った。
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Posted by ブクログ
ネタバレ謎解きは生徒会室で
高校で運命的な出会いをした歩と叶音。
平穏に過ごしたい歩を、
叶音は学内の謎解きに誘う――
日常の学園ミステリーなので読みやすい◎
叶音、彼女の正体は!?
彼女は、いったい何者だ?
この謎が明かされた時、驚かされる。
そして、物語の最後には、感動で涙が溢れる1冊。
あれ?
ただのミステリーだと思って読み始めたのに、本作は、刑部の成長物語でもある。
本作で登場した『弱点パドラー』。
叶音が絶賛するほどなのか。
それは、是非、1度読んでみたいなと思いました!
純度の高い青春をこの1冊で味わえます!
是非、おすすめの作品です! -
Posted by ブクログ
オタク脳な恋愛小説家の女の子、学友と交流を深めながらガチ恋を学ぶミステリ #この恋だけは推理らない
■あらすじ
上城北高校二年の岩永朝司は、恋愛の神様として学友たちの恋愛相談の話を聞いていた。同級生の小井塚咲那は、恋愛小説家としてデビューしているくせにリアルな恋愛をした経験がない。そのため小説のネタに困っていた咲那は、朝司にコイバナの教えてもらう代わりに、様々な恋愛相談を解決していくことになるのだが…
■きっと読みたくなるレビュー
若さ溢れる恋愛ミステリーですね~。年齢を重ねてしまった私にとっては刺激が強い。好きです!というド直球なセリフから心の中でこねくり回した粘っこい感情まで、これでもかというくらい青臭い恋愛描写で埋め尽くされるんです。
いまさら青い話なんて読めねぇなんて思ってませんか? なかなかどうして、ここまで深く綿密かつ力強く書かれた感情描写はお見事でした。特に本作は主に恋愛下手な恋愛小説家である咲那の目線でストーリーが展開するんです。彼女が様々な人間関係の中、真正面からぶつかっていくところが迫力満点なの。
しかも頑張ってる姿がキュートなんすよ。彼女はいわゆるオタク脳なので、頭の中はいつも作り物の世界なんです。誰しもがカッコ良く、美しく映えるのが当たり前で、受け取り手に都合がいいことばかり。本で覚えた知識テクニックはあるんだけど、コミュニケーション力がないんすよね。
朝司とやり取りを続けていくうちに、リアルな人間関係や感情の複雑さにぶつかり、少しずつガチ恋とはどういうものなのかを学んでいくんすよ。かわいい…
そして他の登場人物たち、岩永朝司、岩永木葉、辰吉隆史、これまたみんな純粋な奴らなんすよ。あまりにも青春ど真ん中なんですが、それもまたいいじゃないですか。終盤に辛いシーンがあるんだけど、透明感がありすぎてもはや卑怯でしたね。
さて本作、中盤あたりのある事実をきっかけに一気に物語が躍動してくる。これまでの淡いコイバナだったはずが、辛くやるせないお話になってくるんすよ… 若かりし頃に失恋した記憶がよみがえってきて、なんつーか胸が苦しくなりましたね。
■ぜっさん推しポイント
若い未来世代が頑張っている物語を読むと、もう涙がとまらない。どんなに辛いことがあっても、自分なりのやり方でいいから、胸を張って立ち向かってほしいですね。咲那の成長が著しかった、特にラストシーンではしっかりと明るい未来を感じることができました。