松田哲夫のレビュー一覧

  • 編集を愛して ――アンソロジストの優雅な日々

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「王様のブランチ」の本の紹介コーナーで有名な著者の、編集者としての仕事を振り返った半生記といった内容。

     なんとなく、呼ばれることがあるんだな。
     先日、『文にあたる』(牟田都子著)に興味を持ったときと同じような気持ちで、書店の書棚にならぶ本書を手に取ってみたが、すぐには求めなかった。表紙の温かみのあるイラストが印象に残っていて、何か読む本を、と、もう一度、その書店に立ち寄ったときは、本書を探していた。
     編集の仕事の一環でもある、本の装丁をいかにするか? だが、まさに、その装丁の勝利とも言える一冊。ちなみにイラストは南伸坊氏、著者も信奉するデザイナーだ。

     書下ろしではなく、1980年代

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    2025年02月04日