佐藤真木のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
センスのよい考えには、「型」がある
著:佐藤真木 ・ 阿佐見綾香
インサイト思考とは、人を動かす隠れたホンネを考えていく思考法である。行き詰った現状を突破し、少ない力でより大きな成果を得られるのがそのメリットである。
インサイト思考では、ターゲットを分析する中でも、特にターゲットを動かす原動力となり、ターゲット時Sンでも、うまく言葉にして自覚できていない「隠れたホンネ」を考えることを提案している。
その中でも、最も考えるべき大切なことは「相手の気持ち」である。相手の気持ちが満たされることこそが、どんな仕事や人生でもうまくいくことに他ならない。
本書の構成は以下の6章から成る。
①インサイトって、何?
②インサイトの見つけ方
③実践インサイトの育て方
④逆説モデル
⑤インサイトを見つけるためのトレーニング
⑥インサイトを使うときに本当に大切なこと
目から鱗の本。
インサイトは、人を動かす。人を動く気にさせる源泉となるもの。もちろん自分独自の視座から捉えた隠れたホンネはユニークではあるものの、そのインサイトは相手を動かす、相手のために見つけ出すものであり、自分が全てではない。
インサイト思考はマーケティング等に活用するのに留まらず、コミュニケーションのツールとしてその威力を発揮すると考える。生成AIから生み出される、打ち手は素晴らしい点はあるものの、その打ち手やアイデアのようなものは、本書にあるインサイト・隠れたホンネがあってこそ、自分も相手も理解ができる。
気持ちの積み重ねでひねり出した、見つけ出したインサイト・本音・喜びという熱い感情がまとわりついたモノでようやく人は動き出す。
センスはあるかもしれないが、本書での型に落とし込むことはインサイトのみならず、相手を思った仮説立ての練習等にも取り込むことが出来る。
具体例等の説明等いたせりつくせりでインサイト思考が学べる一冊に仕上がっている。 -
Posted by ブクログ
・聞き手の内面に気づかせ、ハッとさせる新たな発見や驚きがあるか?
・1行で言い表せて、誰もが理解できる明確な言葉にできているか?
・人間らしさ、人間の本質はあるか?
・出世魚モデル。
感性の気づき→常識把握→問題提起→言語化の仮説→説得力での確認
・究極の個や自分を突き詰めると、人間理解につながる。
・言語化した数だけ感情があり、感情の数だけ世界がある。
・口に出してはいけない感情はあっても、感じてはいけない感情はない。
・インサイトとは何かの裏側に隠れているもので、その何かとは常識である。
・インサイトっぽい、常識・定説の言い換えに気をつけろ。
・ターゲット、プレゼン相手が何を常識としているかは常に把握しておく。でないと聞いてもらえない。
・最も個人的なものこそ、最も創造的なもの。
・インサイトとは人間の理解。
・「その仮説って、本当にインサイトなの?」と疑問を持つ人を説得するには、新しく発見した仮説が当てはまるあるある現象を提示して共感を得る。
・気づきと常識をもとに意見をもらうことで、常識が明確になっていく。
・何を「常識」として問題提起するかによって、物事を見る角度や方向性が決まる。
・隠れた本音を、自分の納得のいく言葉にする方法。
・「対比表現」で、反対の言葉を使ってモヤモヤの輪郭を明確にする。
・「つよい感情を表す言葉」と「思わずホンネが露見する言葉」を意識する。
・「類義語」を探すことで、似ているようで違う曖昧な感情を明確にする。
・「ザックリとした言葉」で、絶対に満足しない。
・「対話」の力で、自分やみんなの感覚にピタッとハマる言葉を見つける。
・理由の文章を書くときの7つのポイント
①テーマ設定(切り口が斬新か)
②現状の正確な把握(みんな/世の中が思っていることを、明確に理解しているか)
③強い主張(どれほど、本当に伝えたいのか?)
④新しい情報(知らない情報には、それだけで価値がある)
⑤明白な比較(数字などで、しっかり差を見せる)
⑥客観的な証拠(独りよがりの意見でないことの証明)
⑦主張の巨大化(自分の主張は、社会のためになる)
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Posted by ブクログ
自分用メモ
・インサイト=人を動かす隠れた本音
(ニーズ=明らかな本音で人を動かす)
(ファインディングス=人を動かさない隠れて本音)
(常識=明らかな本音で人を動かさない)
・インサイトが機能するための5つの条件
-聞き手の内面に気づかせ、ハッとさせる発見や驚きがあるか
-人の発想を広げるインスピレーションがあるか
-自分が心から腑に落ちているか
-一行で言い表せて、誰もが理解できる言葉か
-人間らしさや人間の本質があるか
・インサイトの探し方
①出世魚モデル
-日常の違和感
-違和感を抱いた常識を把握する
-隠れた本音を探す
-隠れた本音を言葉にして、仮説を立てる
-説得させる
②逆説モデル
-みんなは、◯◯だと思ってるかもしれないけど
-実は◯◯ではないか?と自分は思う
-なぜなら◯◯だから
・課題と問題
課題とは、問題の解消のために、自分なりにインサイト(隠れた本音)を踏まえて、その本音を叶えるに嬉しいことを考えて実行すること。
課題=インサイトを探索して、提供価値を考えること
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Posted by ブクログ
ネタバレ・インサイトとはなにか
▶︎隠れた本音、言い当て垂れて泣いたり怒ったりするような 自分でも言語化できていないような…
・インサイトの見つけ方
▶︎気づきや違和感、を育てる出世魚モデル
1.違和感に目を向ける=思てたんとちゃう!という時に感情が生まれる、予測誤差、オドロキ。日頃から自分の勘定が動かされた瞬間をメモしておく。感じていることはあるのに、解像度が低く言葉にできていない認識できていない。漫画家や作家は、多くの人が経験したことがあるはずなのに、認知できていない感情を瑞々しく言語化できる才能 を持っている。
2.常識/定説を改めて明確に把握する
3.当たり前だと思われていることに疑問/問いを持つ
4.自分の目で改めて世界を捉えなおした仮設/推論を立てる
5.客観的に誰もがわかるように確認/検証する
感想
試行錯誤は引き合いに出さなくてもいいんじゃない?鮮やかな解決、カッコ良さを演出するだけに見える。まあでもカッコよさも大事か。
インサイトをもとにリフレーミングしてくということだけれども、そこにぴったり当てはまる言葉探しを、普段から意識していこうねって。「認知できていない感情を瑞々しく言語化できる才能」身に着けてぇ~~ 営業としては、これを感情=ニーズってことだな~。 -
Posted by ブクログ
考え方の本をいくつか読んでみたいな、と思った中で選んだうちの一冊。
タイトル通り、センスの良い考えを導き出すコツを教えてくれる本だった。
総じて読みやすくて面白かった。特に、実践例としてお酒が飲めない人のためのバーを作るまでのインサイトの育て方が印象的だった。「飲み会が嫌い」というところから「飲める人ばかりが楽しんでいてずるい!」というインサイトにたどり着くまでのプロセスが、ストンと落ちた。自分もお酒が飲めないので、「めっちゃわかる~!」となった。これがインサイト、というのを体感できた。
自分の感情を大事にする、というのが再確認できた。日記はこれまで通りつけるとして、違和感と常識の表を作って、自分なりのインサイトを育てていきたいと思う。