アンドリュークラヴァンのレビュー一覧

  • 聖夜の嘘

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    ネタバレ

    アンドリュー・クラヴァン。
    『真夜中の死線』は確か読んだことあるけど、もうだいぶ昔のことなので内容はおろかテイストなんかも全く思い出せない。
    もうとんとお目にかかっていなかったと思うが、ポケミスで唐突に邦訳された一冊。
    へぇーまだ現役なんだ、しかも新シリーズとのこと。
    主人公ウィンターの過去をぼかしつつなところは、今後の作品に備えるかのようではあるが、どちらかというとシリーズものらしからぬ一発もので勝負するような尖ったストーリー展開と感じた。

    英文学教授のウィンターは、かつての教え子かつ恋人からの依頼により、「一風変わった思考の習慣」を拠り所に元軍人の男トラヴィスが恋人ジェニファーを殺した事

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    2025年09月15日
  • 聖夜の嘘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アメリカの作家、アンドリュー・クラヴァンの数十年ぶりの邦訳とのこと。以前はキース・ピータースン名義らしいが、流石にその頃の作品は軒並み絶版。

    自身の恋人を殺害した退役軍人の英雄。以前に親密な関係にあった教え子の弁護士からの依頼を受け、大学教授のキャメロン・ウィンターは、犯人が自供するこの事件を再捜査する…

    どこか暗い影を漂わせつつ、キザな文体が続く。非常に好みの作風だけど、好き嫌いは分かれるかも。
    そこまでのボリュームではないにしろ、私立探偵小説として非常に手堅くまとまっている。また主となる恋人殺しに加え、各章の冒頭には、ウィンター自身の初恋にまつわるストーリーが挿入される。わかっちゃいる

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    2025年03月24日
  • 聖夜の嘘

    Posted by ブクログ

    ワシントンで大学教授をしているキャメロン・ウィンターが主人公のミステリー。
    湖畔の町で若い司書が殺された事件が起き、犯人は恋人の男性で本人も認めているのに、それに納得できない女性弁護士がかつて関わったキャメロンに捜査の助けを求める。ポケミスには珍しく一段構えで、250ページの薄さなのに、情報量がとても多くて読ませて貰った。都合の良い箇所もあるが二転三転の捻りも面白かった。

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    2024年12月10日