アンドリュークラヴァンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレアンドリュー・クラヴァン。
『真夜中の死線』は確か読んだことあるけど、もうだいぶ昔のことなので内容はおろかテイストなんかも全く思い出せない。
もうとんとお目にかかっていなかったと思うが、ポケミスで唐突に邦訳された一冊。
へぇーまだ現役なんだ、しかも新シリーズとのこと。
主人公ウィンターの過去をぼかしつつなところは、今後の作品に備えるかのようではあるが、どちらかというとシリーズものらしからぬ一発もので勝負するような尖ったストーリー展開と感じた。
英文学教授のウィンターは、かつての教え子かつ恋人からの依頼により、「一風変わった思考の習慣」を拠り所に元軍人の男トラヴィスが恋人ジェニファーを殺した事 -
Posted by ブクログ
ネタバレアメリカの作家、アンドリュー・クラヴァンの数十年ぶりの邦訳とのこと。以前はキース・ピータースン名義らしいが、流石にその頃の作品は軒並み絶版。
自身の恋人を殺害した退役軍人の英雄。以前に親密な関係にあった教え子の弁護士からの依頼を受け、大学教授のキャメロン・ウィンターは、犯人が自供するこの事件を再捜査する…
どこか暗い影を漂わせつつ、キザな文体が続く。非常に好みの作風だけど、好き嫌いは分かれるかも。
そこまでのボリュームではないにしろ、私立探偵小説として非常に手堅くまとまっている。また主となる恋人殺しに加え、各章の冒頭には、ウィンター自身の初恋にまつわるストーリーが挿入される。わかっちゃいる