岩崎亜矢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
名言集が好きなので、読みものとして購入。
キャッチコピーにも好みというものがあるので、ぐっと刺さるものもあれば、読み流すものもあって当然と思うんですが、その刺さるものが強烈で、頭が痛くなるくらい涙が出ました。
私は18ページは単純に凄いと思って、80ページにぐわっと涙腺が緩んで、88ページで涙腺崩壊して、112ページできゅんとしましたが、きっとみんな、反応するところは違うのでしょうね。
ちなみにわたしが一番好きなキャッチコピーは、「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」という有名なものです。昔、新聞広告で見て、思わず写真を撮ったほど衝撃的だったので、いまだに忘れられません。
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Posted by ブクログ
良い仕事をするには、一流のものに触れた方が良い。基準が分かるし、そこには試行錯誤の末、考え抜き、辿り着いた深みがあるから。本著は、広告コピーの資料集だが、その期待に応えてくれる。
コピーを作るのは、言葉のプロの仕事。単語を並べ、シンプルだが強く印象に残る〝言葉“を伝える。単語を選り抜き、助詞一つにもこだわり、語順を組み替える。言葉を作る力は、どんな仕事にも有効であり、文章を書く職に限らず、スピーチ、プレゼン、対話、説得…多様に活かす事のできる技能だ。だからこそ、一流に触れて、感想を持つことには多いに意味があるし、目を通し、感性を養うに役立つ本ではなかろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ店頭だったり電車の中吊り、新聞・雑誌やら、広告に触れる瞬間っていうのは日常で意外とあるのかも。でも、注意してみることって少なくて、そこに利潤目的だけでない心に響くメッセージが託されているなんて中々思い至らなかった。
広告を出す企業の理念とその受け手を慮る優しい言葉の紡ぎ。奥が深いのですね。
個人的に好きだなーって思ったのは、一倉宏さんの広告コピー。小説の物語を読んでるような引き込まれる世界観と、瑞々しさ、切なさを抱かせる。センチメンタルな気分になりながらも、温かさを感じさせるグリーンレーベルの作品は、素敵だなーって純粋に感じました。
それぞれの読者に響くものがあるかと、すらっと読めるので隙