西田博のレビュー一覧

  • 刑務官へのエール 法務省“刑務官”局長のひとりごと

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    私は矯正職員だが、刑務官からは遠い位置にいる。だからこそ言えるのだが、刑務官で採用された人は、中等科試験を受けてほしい。そして、『二部』と呼んで揶揄する、法務教官を経験した方がいい。理由は明白だ。受刑者を懲らしめることが目的であった近年までの刑務官像は、すでに崩壊したからだ。
    この著者は、未来を案じたと思う。いずれ、立ち直り指導が強化され、刑務官たる者であっても、彼らを威圧して我慢を強いる収容の仕方が潰えていくのを。

    法務教官は少年院や鑑別所で、主に未成年の犯罪者を指導する教官である。役目は多岐に渡り、担任の少年の就労や修学などの進路、帰住の調整までしなくてはならない。心理的アプローチも行う

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    2025年05月06日
  • 刑務官へのエール 法務省“刑務官”局長のひとりごと

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    ノンキャリアの刑務官出身で初めて法務省矯正局長に就任した著者の西田博氏が、これまでの自らの経歴を振り返りながら、刑務所のこと、そこで勤務する刑務官のことを紹介している。
    刑務官出身といっても、現場勤務は最初の2年程度で、あとは法務省本省勤務や管理職という立場であったとのことだが、だからこそちょっと現場からは引いた管理する側の視線からの刑務所及び刑務官の世界を知ることができ、とても興味深かった。地域活性化のツールの一つとしての刑務所という視点は、新鮮だった。

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    2018年08月01日
  • 刑務官へのエール 法務省“刑務官”局長のひとりごと

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    たたき上げの刑務官から局長にまで上り詰めた経歴から、矯正行政の現場を分かりやすく説明した本。慎ましい書きぶりが、まさに〝ひとりごと〟

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    2015年06月29日