石垣渉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
砂漠にも雪は降るけれど、南極にはほとんど降らない。日本では夏冬問わず降っているが、夏の雪は解けて雨になる。雲の中では水の粒が凍って小さな氷の粒となり、落ちながら解けて雪や雨となる。黒い手袋で受けると雪の結晶がよく見えるが、そのいずれもが六角形をしている。
この他にも、雪は白く見えるが本当は透明であること、軽そうに見えて集まると重くなるので雪下ろしが必要になること、雪が降ると空気が澄むこと、雪の下の動物たちが凍ってしまわないこと、氷河期に海の底が凍らなかったこと等に言及する科学絵本。
******* ここからはネタバレ *******
実はあんまりスッキリしない科学絵本でした。
砂漠に雪が降るのは珍しくないと書いていながら南極にはめったに振らないとある。
しかもここで描かれているのは海辺の絵である。
しかし気象庁の情報では、砂漠と南極内陸部の降水量はほとんど同じの50mmとあるではないか。
しかも、南極の”海辺”では雪がたくさん降るとも書かれている。
これは、本書は誤ったもしくは誇張表現をしていると思われても仕方ないのではないでしょうか。
そして、雪の本なのに、最後には氷河期の海のことが描かれ、「すべての いきものは、雪の えいきょうを うけています」とある。
これが一体具体的に何を言っているのか全くわかりませんでした。
文中にたくさんの問いがあり、それについての回答がないままでした。
文末にまとめて解説がありましたが、フリガナのない漢字で書かれています。子どもが読むことを想定しているとは思えません。すなわち、一人読みはお勧めできない本ということです。
この点は残念でなりません。