タイトルに惹かれて読みました。
実際に病院で先生に話を聞いてもらっているような感覚になります。
自傷行為をしている人たちの例も挙げて、読者の共感を得たり、どう気持ちを整理していくかという内容はもちろんですが、
形成外科医としての立場から傷の処置の仕方や、病院に行くタイミング、おすすめの絆創膏や塗り薬まで細かく説明があったことに驚きました。
腫れ物扱いするのではなく、一人の人間として普通に接してくれている感がよかったです。自傷行為が悪いのではない、というところは、自傷をしてしまう人たちの救いになると思いました。