三橋さゆりのレビュー一覧

  • 山の向こうから水を引け!地図と地形でわかる日本の川と流域外分水

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    ダムカードを発案した国交省職員が書いた、河川の流域を跨いだ導水事業をわかりやすくまとめた良書。専門的な知識がなくても、分かるよう丁寧な文書と豊富な写真でまとめられている。

    土木技術者、ブラタモリのような地形が好きな方におすすめ。

    珍しい事業、歴史的な事業などがまとめられており、現地に出かけたくなる。

    類似の書籍は少ないので、独自の視点で同様の本を今後も執筆していただきたい。

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    2024年11月04日
  • 山の向こうから水を引け!地図と地形でわかる日本の川と流域外分水

    Posted by ブクログ

    わかりづらいタイトルのような気がしたけど、なるほど対象を正確に示すとそういうことになる。あらゆる分水や治水された河川の、その地形的特徴、施工された背景や歴史的な経緯などを仔細に示した好著。丁寧で読み応えのある解説とともに、分水界と人為によって通された流路を明記した地図も秀逸。高低差が一目でわかる良質な地形図に水路の隧道部分も描きわけて示してあるので、その治水の全貌がよくわかる。取水口や水門、ダムや円筒分水などの要衝は写真付き!の解説が付き、地図上にもプロットしてあるので、フィールドでも大変に役に立ちそう。
    もともと両総用水に興味があり、関連する資料を細切れに目を通していたけど、このようなまとま

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    2024年10月28日
  • 山の向こうから水を引け!地図と地形でわかる日本の川と流域外分水

    Posted by ブクログ

    ※「読み終わった」わけではないが、目的の愛知用水パートを読んだのでとりあえず。

    愛知用水の立地、歴史は簡単に触れつつ(そういう本はそもそも多くあるので)、
    地形の起伏がわかる地図をベースにして取水口から配水先までのルートをわかりやすく表示しており、ポイントは写真と解説入りで追うことができる。
    道路や陸上からだけでは良く分からないルートも含めて追いかけることができるので、ドローンで追いかけているかのような感覚になれる。
    あるいは「ビー玉ビーすけの大冒険」と似た感覚さえ・・・言わば「水が流れている(ルートを追う)だけなので、どこか感動する」という感覚が味わえる。

    あえて言えば用水路ルート全体の

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    2025年09月13日
  • 山の向こうから水を引け!地図と地形でわかる日本の川と流域外分水

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    意外と山越え用水が多かった。多くは明治以降だが、江戸時代前期の物もあったのが意外。掲載事例は10件程で知りたかった用水が掲載されていなかったのが残念。

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    2024年11月21日