昨年2024年から生じている米の流通量低下と価格の高騰が続いていることについてヒントを得るべく手に取ったが、残念ながらほとんど情報は得られず。
参考になったのは、日本のコメ農家の平均作付面積と平均年収の部分と、農協や流通における流れ、それに稲作の時期ごとの流れを把握できたこと。
今現在、米は異常な高騰を続けていて、食費が倍増していて非常に苦しい状況にある。ただ、米農家が元よりそれだけ低収入でいる状況は改善がどうしても必要ではある。
昨今の米価の高騰は、政府からの指示による、大手卸やJAによる流通制限から来ているものと私は理解している。となると、消費者の負担は大きいものの、第一次生産者たる農家にはほとんど利益が還元されていないことになる。高騰による利益は、卸と小売りで消える。
食糧自給率を上げるためには米だけでは当然足りなくて、中長期的な健康維持のためにはたんぱく源やビタミン・ミネラル、食物繊維も当然必要になる。
なので米だけに注目しても仕方ないが、それでも米は食事としても、文化としても基盤に当たる生産物である。
米の消費を増やして貢献したいという気持ちがあっても、こう高騰してしまっていると消費量を減らしたり質をさらに下げざるを得ない。
正直なところ、食味などと言っている場合ではなくて、量と栄養素の面の方が重大。
高級品は要らないので、社会保障的要素の強い米を、国民が、生活レベルを犠牲にせず安定的に得られる状況を整えられる助言が欲しいところである。
ヒントは大規模経営化にある。これは堀江貴文氏も言ってる通りで、小作が多すぎて非効率な状況が続いている。各地域の国民が(可能であれば若い世代が)、大規模経営化を築き上げていく必要性が待ったなしだ。
今後、温暖化による環境の激化が予想される中、ゲノム編集による、環境に適した品種の改良と並行して、効率よく変化をしていかねばならない。
AI、ドローン、機械学習など様々なサポート技術は整っているため、IT家としては、若い人による早期の農業と農業経営の近代化というテコ入れを全力でバックアップしていきたい。