辻浩平のレビュー一覧

  • トランプ再熱狂の正体(新潮新書)

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    今となっては既に結果が分かっている2024年11月の米国の大統領選挙を占う同国の分断の実態をレポートしている。日本に住む日本人にはなかなか理解が及ばない「トランプ大統領」への集票の実態を、現地から米住民との接触によって丁寧に解説されている。世界中で起きている分断にやや悲観的になりながらも、著書が最後に示すように会話・対話によって、解決はしなくとも、相手への思いやりを大切にする社会の実現は可能であると思いたい。

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    2025年02月19日
  • トランプ再熱狂の正体(新潮新書)

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    第一期トランプ政権が誕生したときは、とても驚きましたが、トランプ関係の本を読んで、自分の視点がいかに自己に都合よく作られているか知って、脱帽した記憶があります。
    つい忘れがちですが、「トランプは原因ではなく症状」ということを噛み締めて、いまの政治を見る必要があります。

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    2025年09月28日
  • トランプ再熱狂の正体(新潮新書)

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    トランプを支持する人たちに取材をして書かれた本。
    トランプの決め台詞 「アメリカを再び偉大に」(メイク アメリカ グレート アゲイン MAGA)
    MAGAの底流にはエスタブリッシュメント(既成勢力、既得権益層)と呼ばれる政治や金融、メディアといった社会に強い影響力を持つエリートに対する不満や不信感がある。上から目線で自分たちの声に耳を傾けようとしないエリートたちに対するフラストレーションがある。
    2016年にトランプを勝利に導いたのは経済的苦境に苦しむ人の怒りというよりは、「地位の低下」に対する危機感だったという。アメリカで比較的「高い地位」にあった集団(白人、キリスト教徒、男性など)は移民や

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    2025年10月03日
  • トランプ再熱狂の正体(新潮新書)

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    著者が保守派の考えやトランプ支持について疑問を感じながらも、彼らの意見を否定することなく理解しようとする姿勢がとても良かった。ただ様々なトランプ支持者に話を聞いているものの、広く浅くのような印象が少しあり、個人的には彼らの考えを理解できるまでにはいたらなかった。もっと特定の保守派の方の生い立ちや支持するに至ったきっかけが具体的に描かれているノンフィクションを期待していたので、それよりはもっとアメリカ全体で問題となっている保守派とリベラル派の争いについて書かれた本といった感じ。
    トランプ支持者は決して悪い人たちばかりではないが、ただ盲目的になってしまっているということらしい。とにかく読めば読むほ

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    2025年02月26日
  • トランプ再熱狂の正体(新潮新書)

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    トランプ支持か否か 
    保守(共和党)かリベラル(民主党)か
    田舎か都会か

    分断
    の裏側をアメリカから描いたNHK記者の新書
    トランプ再戦前の本

    トランプは原因でなく症状だ というオバマ元大統領の表現は的を射ている

    なんにせよ、行きすぎた新自由主義による格差社会とお金の有無で生活スタイルが分かれてしまうことと、SNSアルゴリズムによる同類情報に浴びる助長などが異なるコミュニティの交わりを減らして、分断を助長している気がしてならない…

    第二次世界大戦時、鬼畜米英と日本は言い、白人はジャップやイエローモンキーと日本人や黄色人種を蔑んでいたことと同じ。会って話してみればそんなことはないのに…

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    2024年12月06日