砂村栄力のレビュー一覧

  • 世界を支配するアリの生存戦略

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    ネタバレ

    昆虫好きな昆虫学者が書いた本なので、素人が読んでもわかりやすくて面白い。
    筆者は昆虫が好きで、大学もその道に進んだ。にもかかかわらず、大学院修了後の就職先ではアリ用の殺虫剤の開発をしている。そうか、そういう進路になるのかと思った。
    この件についてはあとがきでも触れられており、「自身で自問自答している」と書いてあった。そういえば、さかな君も魚を食べるし知識のお披露目で味もコメントしている(笑)。

    それから、この本を読んでいくと、大学の勉強にかかるお金は授業料だけじゃないということがじんわりとわかった。筆者が学生時代から研究や研究補助のために国内外のあちこちに行っていることが想像できる。遠征地や頻度は専門や個人の能力にもよるだろうが、東大クラスになると学業のスケールも違うだろうと思った。
    授業料以外にかかる持ち出しのお金も半端じゃない!本人は勉強に忙しくてそうそうバイトもできなさそうだし、親は大変だと思った。
    筆者の学歴は東大→東大院です。

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    2025年01月22日
  • 世界を支配するアリの生存戦略

    Posted by ブクログ

    特定外来生物のうちでも、あり。

    日本に限ったことではないが、長年自然淘汰で形成されてきた生物層に、別のエリアから面倒臭いやつが入ってくると一気に生態系が崩れる可能性がある。

    あり。

    本書では特に、世界中でむっちゃ問題になってる蟻、アルゼンチンアリについて述べる。
    外来のありというとヒアリがパッと浮かぶが、あれはあれで問題としても、アルゼンチンアリは異常な繁殖力によって世界を書き換える。
    一匹は小さいのだがとにかく数が多く、在来のアリを駆逐し、他の生物も捕食する。虫のバランスが崩れば植物の安定も犯され、食物連鎖の上に至るまで影響を及ぼす。
    何より、家の中にまで大量に入ってくるので、欧米だと害虫はGよりアリの方が上位にあるらしい。

    アリって、自分たちでコロニーを作って、他のコロニーの奴らとは仲良くしないんだが、アルゼンチンアリは複数の女王アリの存在とか色々社会性の違うところもあり、コロニーの規模が違う。

    なんせ、カリフォルニアからヨーロッパ、日本に至るコロニーが、全部繋がっているという常軌を逸した世界なのだ。
    多少駆逐しても、他からわらわらと仲間が集まって来るという、面倒臭い非合法組織の如き存在なのだ。

    そんなアリの魅力から人間社会での問題、瀬戸際対策、駆逐の方法まで薄い一冊でまとめるのは大変だったろうが、面白かったです。若干、タイトルに問題ある気はするけど。

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    2025年07月15日
  • 世界を支配するアリの生存戦略

    Posted by ブクログ

    アリの社会性もやけど、環境の変化へに適応する能力に驚き。日本のアリに噛まれても痛いのに、アルゼンチンアリに刺されたらと思うと震えるわ、、
    昆虫の生態本大好き!いつも想定外の驚きを知ることができる。そんな新しい知識をこちらに教えてくれる昆虫たちが減っているのが本当に悲しい

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    2025年03月17日