今までにデザインに関する本はいくつか読んできたが(例えば、シャミネーの「行政とデザイン 公共セクターに変化をもたらすデザイン思考の使い方」)この本が圧倒的に良い。いくつか理由を挙げるなら、
・日本の事例を多数取り上げている
・「デザインをする組織を内に置くか外に置くか」みたいな、重要だけれど関心を持たれにくいトピックをきちんと掘り下げている
・国と地方自治体を峻別して議論している
・「そうは言っても実際にやるのは無理ですよ」という声に対する回答をきちんと用意している
あたり。是非多くの人に読んでほしい一冊。