フェイクドキュメンタリーQのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
YouTubeが原作とは知らずに「読むと死ぬ」、「キムラヒサコ」のカバーに惹かれて購入。
8つの奇妙なドキュメントが描かれていて、どれも絶妙に気味が悪かった。
所々、QRコードがあり読み取るとドキュメントが動画になっておりなかなかリアルに作られて面白い。動画が切り取られ、本の中にも写真で載っていたりするが白黒なので分かりづらい為、動画でもう一度見ると想像力が深まる気がする。でも、顔写真はすごく怖い…。
総評
全ての謎が解決というよりはこういう話がある→こういうオチみたいなのはなく、読者の想像力や推理で楽しむ本なのかなと…。
私のなかではこれはこれで余韻があってありかなと!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ実際に起こったような書き方で、
いくつかの短編がまとめられている作品!
「BAPEMENT〜branch〜」は
映画にもありそうな題材で興味深かった!!
エレベーターが異世界に繋がるって…
ふとした時に誰でもそうなってしまう可能性がありそうでゾワリとする。
「SANCTUARY〜ある少年の自由研究〜」
は画像資料が豊富でよりリアルさを感じた!!
QRコードは怖くて読み込めない派なので
画像で載っていると助かる…怖いけどね!!!涙
「フィルムインフェルノ〜いくつかのピース〜」
は色々な人の体験談が集まっていて、
謎がかなり不可解なのが恐ろしく印象深かった…。
フェイクなのかノンフィクションなのか
分からないような境界を曖昧に描いていて、
最近の流行りなのかなぁと改めて感じた。
と共に、やはり小説ではない体験談集めの延長線のような作品は、個人的に怖すぎてあまり楽しめないのかもしれない…ッッと薄ら思ったのであった…!
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Posted by ブクログ
★3.4
これはフィクションであって、ドキュメンタリーである。
安心してください。この本、あくまで「フェイクドキュメンタリー」です。
と、言われても、作り物の境い目がはっきりしない。
夢か現実か、虚構か事実か。
本書はその境界線をぼかしながら、“わからなさ”を抱えたまま進んでいく。
いやむしろ、“フェイク”の皮をかぶせることで、そこに潜む真実を巧妙に隠しているようにも思えてくる。
わたしがモキュメンタリーに惹かれるようになったのはテレ東の「イシナガキクエを探しています」からだった。明らかな恐怖ではなく、じわじわとまとわりつく“不穏な空気”。
本書にも、それと同じ肌ざわりが確かに息づいている。
本書は映像作品の書籍化だが、単なる文字起こしではない。
書籍というメディアに最適化された再構成と、いくつかの追記によって、やや“答え合わせ”的な構造もあるにはある。
たとえば、
池澤文雄という人物が受け取る数々の小包。失踪し
た母親の行方を追い、一見ゴミのような品々の中に必死に意味を見出そうとする。
そして追記によって、この作品の方向性は明確になった。
“意味を読み解こうとする者たち”に対し、冷笑的な視線を向ける。だが同時に、その“考察にハマる姿勢”自体に、共感や皮肉、メタ的な自意識も感じられる。
考察する読者と、それを仕掛ける制作者──双方を巻き込んだ現代的で複層的なアイロニーが、そこにはある。
だからこそ、現実と虚構の境界を曖昧にしたいときは、モキュメンタリーを観よう。
そして安心してほしい。この本はあくまで「フェイクドキュメンタリー」なのだから。
…さて、次はテレ東の「飯沼一家に謝罪します」でも観てみようかな。