藤高和輝のレビュー一覧

  • バトラー入門

    Posted by ブクログ

    フェミニズム/ジェンダー理論家であるジュディス・バトラーとその著作『ジェンダー・トラブル』(1990年)についての解説本。
    SNSで面白いと言ってる人がいたので読んでみたが、この分野は全く予備知識がなく、用語や文脈を含めて、読むのにかなり苦労した。(Wikipediaなどを適宜参照しながら読んだ)
    なお、著者曰く「非公式ファンブック」とのことで、この分野の入門書という訳ではない。

    内容を要約すると、
    『ジェンダー・トラブル』は、今ではジェンダー論の古典として認識されている。でも、元々はフェミニズム文脈の本。当時のフェミニズムにおいて「女性」という枠に捉えられていなかったレズビアンをはじめとす

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    2024年09月24日
  • バトラー入門

    Posted by ブクログ

    イベントにも行ったし注目してた一冊。
    フーコーやヘーゲルといった男性哲学者を援用しての解説書ではなく、あくまでも『ジェンダー・トラブル』と同時代に生きた人々が置かれていた社会的環境・歴史に重きを置いて書いていた印象。
    ところどころラップっぽいが、この文体個人的にはバトラーの魅力を損なわせる感じがして好みではなかった。
    パロディ概念があらゆるジェンダーに適用され、自分のジェンダーを真正に生きる人々からは批判されてしまうことや、『ジェンダー・トラブル』は二元体の超越ではなく、二元論が意味をなさなくなるくらいまでジェンダーを増殖させ、撹乱することを目的としていることとかは、パッと読んだら勘違いするこ

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    2024年08月07日