食事から鉄分をとる。
ぱっと思い浮かぶのは鳥のレバー煮。ひじきは鉄で調理しなくなって鉄分が減ったと聞いたな・・・はて何がある?
と思って手に取った本。
そうか一品からではなく、少しずつ多品種の食材から摂ればいいのかと思った。
・ヘム鉄 たんぱく質の結合している鉄成分。胃に優しく吸収しやすい。肉、レバー、赤身の魚に多い。吸収率が高い
・非ヘム鉄 たんぱく質と結合していない鉄成分。吸収時に活性酸素を発生させ胃壁に負担をかけることも。野菜や豆製品、海藻に多く、日本人は昔からこちからの鉄分を多く摂ってきた。吸収率が低い。
鉄分が不足する理由
・出血
・食事量が少ない
・消化管にトラブルがある ピロリ菌、細菌感染、慢性炎症が関連しているとも。
・食品の鉄分含有量の変化 食品標準成分表を比較すると2010年より2020年の鉄含有量が減っている食品がある。鉄の器具を使用しなくなったことも影響している。湯を沸かすときに鉄玉を使う、鉄瓶でわかすなども少ないながら効果あり。
サプリからの鉄分補給は過剰に摂取する可能性があり、食品から摂ることで過剰摂取のトラブルの心配がない。気楽に取り入れられる。
過剰摂取の弊害 腸内環境の悪化(食品添加物物、薬剤の利用により悪玉菌が多いい環境になりやすい。鉄分は腸内細菌の餌になるため、過剰摂取は悪玉菌にも餌をあげることになり、腸内環境悪化へ。)、細胞へのダメージ(たんぱく質が十分にとれていない場合、余った鉄分は活性酸素を発生、細胞を傷つける。)
胃酸は鉄を吸収しやすい形に変える。胃酸を十分に出すために噛むこと。胃酸の分泌を促進される。
貧血の種類
①鉄欠乏性貧血
②亜鉛欠乏性貧血
③溶結性貧血
④巨赤芽球性貧血★コレ
①鉄不足によりヘモグロビンが作られなくなる(ヘモグロビンは鉄とたんぱく質が結合してできている)
②亜鉛が欠乏するとたんぱく質合成力が落ちる、赤血球膜が壊れやすくなり溶血(赤血球が寿命前に壊れること)する。また赤芽球の分化や増殖ができない。(赤芽球
赤血球が作られる前の細胞)
③赤血球の膜はとてももろい、これをコレステロール、ビタミンEが守っている。この2つ不足すると赤血球が壊れやすくなる。
④ビタミンB12、葉酸の不足で起こる。未熟な赤血球が分化、成熟する過程で正常に分化できない。大きな血球ができる。働きが悪く、毛細血管に届かない。手足の冷えや血流障害がおこることがある。(自己追記 血液検査MCVを見る100を超えているか確認する他医師に相談)