近藤幸夫のレビュー一覧

  • ライチョウ、翔んだ。(集英社インターナショナル)

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    中央アルプスでライチョウを復活させるために奮闘した人々の物語。先日、北アルプスを縦走した際、何度かライチョウの姿を見ることができた。貴重な鳥だと言われているが、どれくらい数が少ないのか?と思い、書籍を探した結果、本書籍に辿り着いた。

    ライチョウの研究、保護、増殖にこれだけの熱意と切実さを持って取り組んだ方々がいただなんて、自分は全く知らなかった。たった数羽増やすことがこんなにも難しく、また失敗の連続なのにもかかわらず、プランAがダメならプランBと切り替えて突破口を見つけようとする、研究者としての執念に尊敬の念を抱いた。何かを成し遂げるには、周りが見えなくなるくらい、取り組む必要があるのだなと

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    2025年09月30日
  • ライチョウ、翔んだ。(集英社インターナショナル)

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    素晴らしかった
    ここまで情熱と執念を注ぎ込まないと野生生物の個体数は回復しないのだなと感服
    終始中村先生が大暴れでハラハラしたw 著者の近藤さんの冷や汗が行間から滲み出ている
    今の時代では煙たがられる存在だけど、やはりこういう大きな取り組みでは絶対に必要な人だよなと思った
    それにしても国の「二桁になったら考えます」はアホすぎる
    人間みたいに一部屋に番を放り込んだら勝手に殖えるとでも考えているのだろうか?
    こんなのが官僚かぁ…とガッカリしたりちゃんと保護に理解を示してくれてホッとしたり、中村先生にヒヤヒヤしたり、大勢の意思を統一する難しさと、その分成し遂げた時の感動の大きさにグッときたり、壮大な

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    2025年02月13日
  • ライチョウ、翔んだ。(集英社インターナショナル)

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    今年の9月に北アルプスで雷鳥に出会った。愛らしいフォルムに心底癒やされたけれど、この本を読むまでこの出会いがいかに奇跡的でかつ尊いものだとは思いもしなかった。

    この本はたまたま中央アルプスにメスの雷鳥が飛来したことがきっかけで始まったライチョウの復活作戦の一部始終を描く。失われた自然を取り戻すには狂気的な想いが必要だが、併せて挫けない確固たる意志と失敗しても続けられる不屈の精神も必要だ。

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    2024年11月21日
  • ライチョウ、翔んだ。(集英社インターナショナル)

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    “奇跡の鳥”ライチョウを、中央アルプスに復活させる
    中村浩志 信州大学名誉教授
    「飛来メス」
    (目次より)
    第一部 絶滅の危機
    第一章 サルの襲来
    第二章 研究者魂
    第三章 神の鳥
    第四章 鳥の気持ちがわかる
    第五章 ライチョウの魅力
    第六章 テレビ番組
    第七章 ライチョウを増やす
    第八章 飛来メス

    第二部 復活作戦
    第一章 幻の復活作戦
    第二章 復活作戦スタート
    第三章 雪辱の二年目
    第四章 空輸作戦
    第五章 半世紀ぶりの朗報
    第六章 早期退職
    第七章 動物園
    第八章 野生復帰

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    2024年07月21日