時代がものすごいスピードで変わっていくなか、富国強兵のために作られた学校制度が、現在の子供達に合わなくなってきているのは、考えれば当たり前のこと。
それを、学校に行くのが「普通」と定義してきた考え方の変革を図らなけばいけないのだという主張には、心から同意する。
本の中で出てくる、「学力とは出会いをものにする力」という言葉が、学問の出来の良し悪しだけでは測れない、今後大切にしていくべき学びの内容を象徴していると思う。
学校に行かずにゲームばかりしている子どもたち、それを見守る親の不安な気持ち、どちらにも寄り添った良書。