森田めぐみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どなたかのSNSで拝見して、
気になって読んでみた一冊。
1話の短さや、語感が横書きっぽいなと思ったら
WEB連載していたものだと知って納得。
猪熊弦一郎が、「美術館は心の病院」といったようにだれかにとって本屋さんも心の病院のようなものなんだろうなあと思った。
場面場面で本を進めていくコンシェルジュのような姿もよかったけど、本屋さん以外でも話しかけられたり、美容院で出会った女の子におすすめの本を教えたらのちにメッセージカードをもらったり、ひととひととの間に起きる出来事から著者さんの快活な感じが垣間見えてよかった。
また読みたい本もいろいろ見つかった〜 -
Posted by ブクログ
ひょんとしたことから書店員になった著者による、
全59話の、本と人を繋ぐエピソードを綴る、本屋エッセイ。
・はじめに
第1話~最終話 各話に、おすすめした本2冊有り。
・おわりに
書店員あるある有り。
思わず天職だなぁと思ってしまいました。
対面で話かけての対応のスムーズなこと。
声をかけるのと、声をかけられるのとの、
両面のフレンドリー感が溢れています。しかも、
レファレンスであり、カウンセラーな面をも見せてくれる。
そして対応できる本のジャンルが豊富なこと。
お客さんの心に添った本のセレクトの温かいこと。
そういえば近所の書店に、購入する本の話で会話が弾む
書店員さんがいて、常連になって -
Posted by ブクログ
なんとまあ、本屋さんに行った方々が、次々と著者の森田めぐみさんに、本屋さんに来た目的を伝えて、どんな感じの本が欲しいとか、おすすめの本を尋ねたり、本当にびっくりです!
そのような人たちがこんなにいるの?本の内容より気になります。スマホで「○○○おすすめ」とかで検索するから、それと同じ感覚でしょうか。
いやいや、そんなことはないでしょう。これは、森田めぐみさんのコミュニケーション能力の高さのあらわれではないでしょうか。
森田めぐみさんに、ちょっと話しかけられ誘導されて、知らず知らずのうちに話してしまうのではないでしょうか。恐るべし!森田めぐみさん。
森田めぐみさんの凄さは、多種多様 -
Posted by ブクログ
本って人生の指標なんだなと改めて感じた。辛いことがあったとき、まるで自分が世界で1番不幸のように感じてしまうけれど、長い歴史の中で自分と同じようなことを経験してきた人がきっといる。それに同感したり、解決のためのヒントを得たりすることができるのが本。
普段あまりエッセイを読むことはないけれど、著者のキャラクターに惹かれてスラスラと読んだ。この本を読んでいたら、本屋は人生のお悩み相談所みたいだなと。今、街の本屋さんがどんどん消えていっているけれど、ネットではなく、リアルな本屋のあるべき姿はこんな形なのかなと思った。こんなに話しかけてくれる書店員さんがいる本屋さんに行ってみたい!!書店員さんって本