ジェニファーアッカーマンのレビュー一覧

  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    日本人の「風邪」観がなんともいい加減で、その対処法がいかに科学的でなかったかを痛感させられる。オススメ!

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    2020年05月04日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    風邪に関するエビデンスをしっかりと明示した一般書は少ない。この本は出典を明示し、風邪についてわかっていること、わかっていないことを説明している。

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    2020年03月21日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    一般的な「風邪(Common Cold)」に関する知見を軽妙な文章で網羅的に扱った一冊。
    この本の面白いのは、コロナ禍前の発行(2011年刊行)であるという点。今時分に風邪について本を出すと「新型コロナウイルス感染症」について多かれ少なかれ紙面を費やすことになるし、一般的な風邪についての認識もコロナ禍の影響を受けることになる。今本を出しても、比較的軽症な「風邪」についてこんなにも紙面をさけないのではないか。また、軽妙洒脱に語ろうにも、コロナ禍の社会的影響の大きさを思うと文章が重くなるのではないか。コロナ禍前にわたしたちがどのようにありふれた風邪を認識していて、どのような研究が進んでいたか。思い

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    2024年02月23日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    風邪。
    それは単一のウイルスによる病気ではなく、
    いわゆる風邪ウイルスは200種類以上ある。
    そして少なくとも5つの属があって、
    ピコルナウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、
    パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルスがそれらです。

    本書ではそれらのなかでも、
    ピコルナウイルスに属するライノウイルスによる風邪症状に焦点をあてて、
    風邪全般を考察する内容となっています。
    なぜライノウイルスかといえば、
    風邪の40%がこのウイルスによるものだからだそうです
    (日本では違うかもしれないので、「アメリカではそうなのだ」
    という注釈が必要かもしれません)。

    まず、感染経路ですが、
    くし

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    2020年04月26日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    普通の所謂コモンコールドの話。書店で高速背表紙チェックしながらアイル通過中に、足を止められた。普段気にしないタイプのタイトルだが、やっぱり目にはいってしまうということはかなり精神的にキてるんだろう。今流行のC19は確かにコモンな風邪とは違うものですが、ゆうても”バイキン”ですから、予防や防衛になんかのヒントがありそうというか、セーフ生活の突破口となりそう。
    で、読み始めて、これがもうめちゃめちゃおもろい。イグノーベル賞を受賞した研究などが紹介されているが、そのメソッドが大爆笑。ほかにもグランマのチキンスープ(あはは、風邪を引いたら卵酒的なね)のレシピも載ってるし、色々とまあ、アメリカンな部分を

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    2020年03月21日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    なぜこうも人間は、知らないことを理解した気になれるのか。
    どんなウイルスがどういう目的でどのように感染した結果の症状なのかも知らず、
    人は風邪を引くたびに『腹を出して寝てたから』『温度変化が激しいから』『寒いところで過ごしたから』などと納得し、
    『りんごが効く』『暖かくして寝る』『病院に行って風邪薬をもらう』と独自の療法によって解決しようとする。
    それがまったく意味がないことだとしても問題ない。
    それが流行性感冒であれば、何をしてもすぐに治るし、またどうせしばらくすれば感染するのだから。

    エンテロウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、シンチウムウイルス、ヒトメタニューモウイル

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    2018年10月20日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    風邪ほど身近で、それでいてよくわからないものほない。
    医療従事者である私の周囲でさえ間違った認識が蔓延している。
    先ずは風邪について何がわかっていて、何がわからないかを知ること。
    そして、風邪をひいてしまった時に暖かい言葉をかけてくれる人を見つけることが大事だと教えてくれる一冊。

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    2018年01月06日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    「かぜ読本」という売り文句だけれどもまさしく読本。研究者が書いた小難しい専門書ではなく、さまざまな研究者に取材してその知見や研究結果を紹介するコラムという感じ。統計は米国のものなので若干日本とは事情が異なるところもある。ウィットというかユーモアというか、えせ科学に翻弄されがちな自分たちの姿を笑いとばしている。普通感冒については結局いまだよくわかっていないことが多く、市販の風邪薬の効果は疑わしいけれども有効成分よりプラシーボ効果のほうが大きい、ということだけはとりあえずわかった。ついでにいうと後半は「かぜを絶滅させても社会はたぶんよくならないし、いっそかぜをひいたら布団に籠もって読書でも楽しもう

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    2017年06月28日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    著者はサイエンスライター。

    風邪の原因となるウイルスは200種以上ある。ライノウイルスが原因の40%を占めるほか、アデノウィルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、インフルエンザウイルスがある。

    9月にライノウイルス感染が始まり、10,11月にパラインフルエンザウイルス、冬季に呼吸器系シンチウムウイルス、ヒトメタニューモウイルス、インフルエンザウイルス、コロナウイルスが流行し、3,4月にライノウイルスが戻ってくる。夏季はエンテロウイルスが独占する。

    ライノウイルスは鼻咽腔、パラインフルエンザウイルスは声帯と気管、インフルエンザウイルスは肺に感染する。

    ウイルスの感染経路は確実

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    2021年05月02日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    今読めて良かった。風邪に特効薬は無い、とよく言われていて、そんなわけないだろと思っていた。しかし、風邪と一口に言ってもウイルスの種類は多く、特性も違うらしい。特効薬も感染方法も分からないことが多いが、やはり手指の消毒は効果が高いみたい。こうやってみると、新型コロナウイルスも何ら新しいことは無く、この本に書かれているような特徴を持つし、既にわかっていることで対処できる様に素人目には見えるんだけどどうなんだろ。新型に限らず(この本で扱っているのはライノウイルスだが)、そんなに感染て広がるものなんだなー、なんで今まで広がらずにいたんだ?って印象。自分はあまり風邪を引いたことがないので衝撃だった。あと

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    2020年08月24日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    私の風邪への対処法、大量の水分補給は否定された(笑)プラシーボ効果だったのか...。
    でもまだ栄養(カロリー)を摂らない方法は残されている。実証したい!

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    2019年08月19日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    本棚でかなり長期熟成されていたので、買ったことをすっかり忘れて2冊目も買ってしまった。悲しい。

    「病名」と「ウイルスの名称」と「症状」の呼び方の3つが本文中に混じり合っているように思えてそれなりに読みにくい。
    風邪にまつわる情報はフェイクだらけでワロタ。著者もフェイク情報と知りつつ亜鉛の飴を舐めてるというのもワロタ。

    風邪と風邪にまつわるビジネスなどの周辺の情報について知ることができてよかった。
    前にも別の本で読んで、本書でも触れられているのだけど、プラシーボ効果ってチョーサーの『カンタベリー物語』に語源を持つのって本当なのか、ということが気になってしまった。風邪よりも。

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    2019年01月04日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    かぜはどれほど移りやすいか。マスクをせずに風邪でごほごほしている人の隣に座ってしまったら殺意を覚える人は多いと思うが、一方で家人が風邪を引いたからといって一家全滅するとは必ずしも限らない。少し空間を共有しただけの他人のウィルスに恐怖心を感じるのは余計な心配なのだろうか、いったい日常生活でどのように私たちは風邪をひくのだろうか。

    想像通り、大事なのは、粘膜を保護すること(免疫向上)、手をよく洗うこと(接触感染防止)、手で目や鼻をこすらない。禁煙や適度な運動、十分な休養は当然のこと。
    ビタミン剤などのサプリは風邪の予防(免疫力の向上)に効果はない。

    マスクはほとんど効果がない!(限定意見

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    2017年04月24日
  • かぜの科学 もっとも身近な病の生態

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    風邪についてひたすら書かれている本。
    風邪はどのように感染するのか。予防するにはどうしたらいいのかなどなど。様々な実験や研究をもとに紹介されてる。

    風邪について深くかんがえたことなどなかったからとても興味深かった。

    内容的には難しい部分が多く、5割程度しか理解ができなかった感じがある。
    また時間を空けて、読みなおしたいと思った。

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    2015年06月28日