森山博暢のレビュー一覧

  • アイデンティティのつくり方

    Posted by ブクログ


    アイデンティティって何…?
    初めてこの言葉を知った中学生だったか高校生だったかの頃は国籍に近い意味で理解してて、そこから時を経て、自分らしさや自分軸としてふんわり理解しつつも、40代半ばに差し掛かり、で、結局自分とは何者だと名乗ればいいのかに悩むことになって手に取った書籍。正直、社会人になってしばらくした30代手前でこういう思考を手に入れたかった…!


    ◾アイデンティティとは
    ・胸を張って自分がやっていること、もしくはこれからなろうとしている姿のこと。
    ・自分にとって望ましい未来を選択し、意思決定を続けることで形成するもの。
    ・経年で変化していくもの。
    ・相対的なものでもあるから、属するコミュニティによっても変化し得る。


    ◾未来の選択と意思決定のために
    ・望ましい未来の実現に向けて寄与してくるのは健康&お金&時間。
    ・お金と時間に関しては可視化して現状把握することが有効。意外と正確に把握できていないもの。
    ・お金と時間を使って、戻れないほどに健康を損なわないレベルで試行錯誤をしていく。その度に意思決定する。
    ・試行錯誤の繰り返しでやりたいこと、望ましい未来の解像度を上げる。

    ◾ユニークネスと専門性
    ・まずは1つ何かを磨いて極めていく。
    ・そこに異なる分野を掛け合わせて、その世界に飛び込む。そこで1つ目のスキルがユニークネスにして価値提供していると2つ目のスキルが身に付いていく。
    ・そこにさらに3つめの異分野を組み合わせるとユニークネスな専門性になる。

    ◾#の活用法
    ・好きなもの、関心があることを#で並べていく。
    ・その組み合わせでユニークネスが生まれ、それがアイデンティティに繋がっていく。
    →言葉にして表現して、見る&考えるが大事。

    商品開発もアイデンティティも、モノかヒトかの違いだけで、ユニークな価値を付与しようとするプロセスは全く同じだ…。

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    2024年09月19日
  • アイデンティティのつくり方

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    かつては一億総中流終身雇用社会で、人々は自前の考えやアイデンティティなど持たずに生きてきたが、安全網が事実上消滅し、労働者は生き残るために何らかの独自性を自力でひねり出すか、あるいは「お前は何者なのか」「どんな価値を提供できるのか」と組織や市場から絶え間なく語ることを強要されるようになる。そんな2020年代半ばの日本社会において、本書のような「自己省察本」が一瞬流行したのだった。
    内容としては「スペキュラティブデザイン」「SF思考」「ハッシュタグ」等の当時の流行語がちりばめられた、ほのぼのエッセイ形式で、自問自答を繰り返しましょうという主張が反復されるミニマルな内容であった。
    とはいえ、どれほど自問自答をして、内面を掘り起こしたところで、受験競争や新卒一括採用を通じて「正解への過適応」と「減点回避」の思考を骨の髄まで叩き込まれた我々がそこにいるだけ。大量生産型の、客観的に見て大差のない凡庸な既製品であることだけはよくわかるが、そこから社会の中で勝てる価値ある独自の差異など構造的に生じ得ないことは自明である。そのため、自己省察本の流行は一瞬で終わったのだった。

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    2026年10月11日
  • アイデンティティのつくり方

    Posted by ブクログ

    「自分は何者にもなれないかもしれない」という恐怖と闘い続けな がら、それでもやはり「何者かになれる」と信じて足を止めない姿勢が、その人の「アイデン ティティ」なのだと強く思う。

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    2024年11月28日
  • アイデンティティのつくり方

    Posted by ブクログ

    面白いしMECEでもあると思う。ただ、この手のデザイナーが書く本、特に建築家の本は主張がよくわからず、残らない。
    構成や章立てをとても綺麗で、平面図のようだが、その作家性は建築のもののような気がする。
    本を書くという行為が見せるものを作るためになっているのか。

    タイトルが作り方だし、前書きでも答えはないと書いてる。読み物として、内容がデザインされた本としては良書。

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    2024年07月09日