大慈多聞のレビュー一覧

  • 雀荘迎賓館最後の夜

    Posted by ブクログ

    久々に阿佐田哲也の麻雀小説の雰囲気を思い出させてくれた
    むろん舞台は現代なので文字通りの死闘は無いわけだが
    それを補って余りある闘牌シーンも最後に用意してあり面白かった
    まあ四人全員が役満聴牌はまるで麻雀漫画だがここは敢えてそうしてあるのだろう

    雀荘経営のあれこれとか広告代理店のシビアな仕事とか 勝ちまくりの下級生がいる大学の麻雀クラブのちょっとアレな雰囲気とか
    読み応えバッチリで夢中になって読んだ

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    2024年09月04日
  • 雀荘迎賓館最後の夜

    Posted by ブクログ

    謎の新人作家版「麻雀放浪記」。
    中毒性のある賭け事にうっすらとした狂気を持ちながら、精神の平衡を保つ人たち。
    極道ではなくインテリっぽい人たちです。
    特殊頭脳の高校教師、「坊や哲」のような学生。
    独特な人生観の勤め人たち。
    長老。
    麻雀をしなくなって久しいが、なかなかに興奮させられました。
    最後の方、綺麗な方に纏まって行くのかなと思いきや鮮やかなエンディング。
    博覧強記の著者のようでたくさん詰まってました。

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    2024年04月28日