小宮りさ麻吏奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ書店で平積みされていてた。表紙を見て、台湾の、綺譚花物語みたいだなと思い、帯には瀧波ユカリさんの推薦の言葉:なまなましさに心を奪われていると、「ない」ことにされてきた人々の痛みが抱え切れないほどの質量で迫ってくる。凄まじい表現力に圧倒され、何度も目を閉じた。
美しい二人の花嫁のイラストのカバーをとると本体の表紙裏表紙は、雪の中の女の子の足あとのようなイラストで映画雪道を思い起こさせる。
衝動買いして正解、そしてまさにそのインプレッションの通りの作品。
高校生くらいの課題図書にしても良いのではと思う。
本は大判で、絵も美しく、示唆的なもので大切に描かれている。
国家と家族は共謀する、は信田さよ