リチャード・C・シュワルツのレビュー一覧

  • 「悪い私」はいない 内的家族システムモデル(IFS)による全体性の回復

    Posted by ブクログ

    内的家族システムでは、人の心というのは、1つの人格のようなものがあってそれがいい言動/悪い言動をするのではなくて、「パーツ」と呼ばれるいろいろな個性をもったサブ人格のようなものが寄り集まって形成されているという考え方をするらしい。

    恥を感じるパーツ、怒りで我を忘れるパーツ、自分を否定しするパーツ、など。自分の人生を振り回す、自分の中の「悪いパーツ」は、傷つくような経験をした際に、「もう傷つけられない」ようにと自分を守るために生まれたものであり、その当時は生き抜くために必要なものだった。

    主題になっている『「悪い私」はいない』、というのはそうした傷を負った当時のまま時間が止まっている、自分の

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    2025年08月13日
  • 「悪い私」はいない 内的家族システムモデル(IFS)による全体性の回復

    Posted by ブクログ

    想像以上に深い内容で驚きました。直前に読んだ本が多重人格の療法のものだったけど、まさにそれを深くしたような内容で、凄くスピリチュアル的でもあるけど、トラウマ治療とかは結局のところスピリチュアルなものと繋がっている気がしていたので、腑に落ちました。自分には必要な内容だったので、エクササイズを試してみようと思いました。

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    2025年06月07日
  • 「悪い私」はいない 内的家族システムモデル(IFS)による全体性の回復

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて買いましたが、買ってよかった。衝撃的な本でした。トラウマ治癒の方法はよく知りませんでしたが、内なる自分を癒すのは、すべてのパーツを愛すること、つまり自分に優しい治療法、自己治癒力で人は回復するなんて神秘を感じます。エクササイズもとてもよく、内的対話に使っています。

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    2024年09月30日
  • 「悪い私」はいない 内的家族システムモデル(IFS)による全体性の回復

    Posted by ブクログ

    とても興味深かった。
    翻訳ならではの読みにくさは多少あったが、概念として、日々にも臨床にも取り入れていけそうな要素があった。
    スピリチュアルや宗教観などが少し取り入れにくさにつながるかなと序盤思っていたが、少し工夫すればそこもこえていけそうなくらい、自分のなかでは納得できた。普段意識したり、なんとなく考えていたようなことを言語化してもらえた部分もあった。
    マインドフルネスやセルフコンパッション、ACTにも届くような考え方で、自分のベースにしていけたらとも思った時もあったが、ただ何かははっきりしないが、もうちょっとだけ何かピースが足りない感というか、あれなんか少しだけ違うな感も出てきてしまった。

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    2025年10月21日