小林敏也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ何年も里帰りさえしていない父親の故郷、石川県は能登、羽咋市五尾村で、ひと夏をすごすこととなったみち夫。
一人で電車を乗り換え、着いた田舎は、本当に田舎!親戚でさえ、何を言っているかわからないほどの方言。家にも名字の他に呼ばれ方があって、ゴロヨモサやらバンニョモサやら。そして、そこにはの神様(妖怪?)たちもたくさんいた。
地元の人にも見えていないけれど、語りつがれている神様たち。風貌も性格も奇妙な神様達は、みち夫の前にあらわれて、いろんな事を教えてくれる。そして、地元の少女・ヒスイとの出会い。
田舎でいやいや毎日を送っていたみち夫が、ひと夏で成長してゆく物語。
作者は石川県羽咋市出身。五尾村