浅瀬明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
読みやすく、発想もユニークで、どんでん返し要素もあり、とても面白かった。
起業家を輩出する目的で作られた大学内で、学内だけで使えるポイントを巡ってストーリーが立てられている。学生は事業目的に沿ったサークル活動を通して、いかに多くのポイントを稼ぐかに日夜注力している。
その中で主人公は大学二年生ながら急遽家庭の都合で今年中に単位を全て取得して卒業しなければならなくなった。単位もポイントで稼げるが、簡単に稼げるものではない。そして、高校時代から親しくしている先輩を頼り、主人公が足を踏み入れたのは、不正にポイントを稼いでいるサークルを取り締まるゼミだった。。
設定は当然面白いのだが、実際にこのよ -
Posted by ブクログ
ネタバレビジネスセンスの磨く特殊な大学・木津庭商科大学。学外のお金は外貨、学内のバイトや卒業単位とかはポイントで払われる。ポイントが取引されたりとか不正利用されたら監査ゼミに取り締まられるなど資本主義の縮図を学内でやってる設定が面白い。
すごい頭脳の持ち主の三賢人がいたり、過去の三賢人の潰しあった因縁もあるし裏切りや取引もあってゲーム感覚な要素も楽しめる。
黒河が誰にも嫌われない天性を持った三賢人・渋谷と組んで色々やってたのがなるほどと。嫌われ頭脳の黒河がwinwinの関係を持ちかけるのもやはりビジネスセンス的に良き。
黒河の降町のカメラ屋の実家を救ったのは素敵ないい話。 -
Posted by ブクログ
大学内で使える独自通貨のようなポイントを、大学生たちが稼ぎ合うコンゲームのお話。
経済、商業に特化した大学、通称「庭大」のサークルはそれぞれが企業のような働きをしていて、庭大が一つの国となって大学内で経済が回っている設定は面白かった。
ビジネスとかマーケディングに興味がある人は楽しく読めるかも。
テンポ感が良くページ数も少ないのであっという間に読み進められたのは良かったものの、故にラストが中途半端にも感じた。もっと展開させられそうな気がした。(続編があるのかな?)
ミステリーか?と聞かれたら違うと思うけど、逆にグロい事件も起こらないので中高生でも読みやすい作品だと思った。 -
Posted by ブクログ
2026/02/12読破
あらすじを全く読んでおらず、
「このミステリーがすごい!」の文庫本賞だったので、事件が起きるタイプかと思ったら、全然違った!
大学内だけで使える特殊通貨と、それに付随した様々なシステムや情報がたくさんあるのに、それをくどくならず読者に読ませるのがすごい!
主人公はあまり感情的になるタイプじゃないのに、ストーリーを通してお金稼ぎの楽しさを知っていく過程がすごく伝わったのは、作者の方の描き方が上手いんだろうな~と思った。
本当に小さな国をみているみたいだった。
主人公と相棒の女の子は、また新しい事業を考えて、成功と失敗を繰り返して、卒業したら2人でベンチャー起業とかし -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後の最後まで面白かった。
伏線の回収がうまいなー
物語を通して灰塚たちの犯罪行為が描写されてたんやけど、灰塚たちの人格までは悪いとは思えなかった。
犯罪行為に至ったのは、そういう環境に身を置いてしまった結果だと思う。だから、一番感情移入してしまった。
そんな中、犯罪者たちを差し置いて夏川が黒幕かのように立ち振る舞ってるのは終始ハラハラしていた。もうコイツが捕まって罰を受けろよと思わされる言動。サイコがパスってる。
最後と冒頭の話が繋がってるとは思わんかった。
夏川のように犯罪者認定されてないだけの、頭のいい悪い奴って世の中にたくさんいるんだろうなと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレビジネスの即戦力たる人材を育てるため大学内でポイントを通貨として採用し、そのポイントで学内で商売をすることもできる木津庭商科大学。主人公降町は2年生でありながら家庭の事情からあと半年で卒業しなければならなくなった。ポイントさえあれば卒業単位さえ買えるこの大学で短期間でどうやってポイントを稼いでいくのか?
なんともきれいにまとまった一冊。おもしろかったです。タイトルからして剣呑な感じがしますがそんなこともなかった。犯罪=殺人みたいな思い込みがあったかも。そんな本ばっか読んでるからなあ・・・
しかし読み終わってみれば割とみんな善人・・・とまではいかなくても悪人はいないようでなんとも良い読後感。教