神尾水無子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
体格がよく足が速い駕籠かきが、ある種人気者だった時代。
自負心が強い若者の波乱の時期を描きます。
桐生は、大名や旗本の駕籠を担ぐ陸尺(ろくしゃく)。
売れっ子として人気で「風の桐生」と自ら名乗るほど、意気がっていた。
ある日、芝居小屋で木戸番と陸尺の乱闘が起きた。
相方の龍太が巻き込まれたと知って駆けつけたのだが。龍太は捕えられ、桐生も仕事を干されてしまう。
その後、大雨で洪水が発生。
桐生は右腕に怪我を負い、何もかも失った。
有馬家の救われ屋敷で世話になっているうちに、深川芸者の粧香とも再会。
一方、近習の坂西小弥太は、主君が桐生を気に入っていることにいら立ち‥
陸尺という仕事など面白