平山美希のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
タイトルの通り、自分の意見を出力するのが苦手な人、或いは初心者向けの本だった。
つい最近友人と「考えや感情の言語化って難しい」という話をしたところで本屋でこの本が目に入った。軽い気持ちで手に取ったのだけれど、問いの立て方や練習問題があってちゃんと訓練になる。
初心者のために易しい言葉で書かれているが、示唆に富んだ本だった。
練習問題の内容が平素直面する仕事やニュースに近いものが多く、解答を考えるのが楽しかった。とある政治家の問題発言が例題に挙げられているのも面白い。
日本の共感を良しとする傾向について、教育や社会情勢なども軽くだが触れていて、納得感があった。ここ最近snsで極端な共感や一方的 -
Posted by ブクログ
自分の意見をを作るにはどうしたらいいのか?
普段自分の意見が持てず周りに流されてしまう自分だからこそ、この本を読むしかない!と思い手に取った。
本書は、フランスと日本の教育・文化の違いを対比しながら、フランス特有の哲学的な意見の作り方がわかりやすくまとめられている。日常でも議論が活発に行われているフランスと、共感をもとめる日本のどちらがいいかはさておき、非常に勉強となる内容が盛りだくさんだった。
特にケースワークをしながら具体的にどうやって意見を醸成するのか示してくれており、日常での活用まで落とし込見やすいと感じた。今後自身の意見を述べるときは〜と思いますではなく、自信を持って断言する形に -
Posted by ブクログ
アラフォーになって改めて、自分の意見の作り方ってなに?!と気になり購入しました。
2つの発見がありました。
というのも、
本書は5ステップで意見の作り方が解説されています。
問いを立てる練習問題では、
「ん、、、」と固まりました。
問いを立てようとしても、なかなか言葉が出てこない自分を発見(苦笑)
言語化ができて、問いを立てる ことが出来たら
感想を書くのも楽しくなりそうだなー。
フランスでは高校で哲学を学ぶ時間があり
自分で問いを立てる練習をしているということも
発見でした。
フランスに行かずとも
著者がこうして教えてくれているエッセンス
少しでも取り入れたいなと思ったので
ま -
Posted by ブクログ
ネタバレ問いを立てる、言葉を定義する、物事を疑う、考えを深める、答えを出す。
なぜ、どうして、どんな理由で、が問う方法。問いことをやめない=あきらめない。
最初に定義づけしてから始める。論文も定義づけから始める。反対語から考える。
疑わないのは、それが楽だから。メリットは何も考えずに済む。「我思うゆえに我あり」は、自分だけは疑えない、という意味。
フランス人は、まず反論するところからはじまる。=クリティカルシンキング。日本人は共感するところから始まる。疑うことなNOをいうこと。立ち止まること。
思い込みを排除する=権威、多数派、感情、に負けない。
試行するための言葉=そもそも、たとえば、確かに、でも