デニス・ウェストフィールドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者は、在日豪州のジャーナリスト。以前、「日本人論」が流行りましたが、本書は、豪州との比較で語る「日本社会論」です。始めの教育論や傲慢症候群(「お客様は神様」に慣れてのぼせ上がる)などは、さもありなんでしたが、メディア・外交・政治以降はなかなか面白い比較がなされています。
豪州は投票率がOECDで第1位(日本は32位)。これは、①義務投票制(投票に行かないと5,000円の罰金!)、②優先順位記載方式(嫌な奴は落とす仕組み)、があるためで、国民の政治参画意識も高くなっている由です。
また、テレビ局と新聞社が株を持ち合う「クロスオーナーシップ」は世界中で規制されているにも拘らず、日本では -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本の英語教育制度には欠陥がある。教員試験があるため、英語の能力よりそちらが優先される。
日本では留学すると、コースから外れる。
オーストラリアのアデレードは、教育を産業としている。
オーストラリアでは、医学部の学費が文学部より安い場合がある。社会的に有用な人材を育成する。
日本では、外国語をマスターしなくても、聞こえのいい大学に入学できればいい。
日本のいじめの原因は多様性が認められていないこと。
オーストラリアは、義務投票制。日本では、その実施はほぼ不可能。
日本は死票率が高い。オーストラリアは、優先順位起債方式=死票が少ない。