RonaldCummings-Johnのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今や、低い品質が許される時代ではない。ユーザー目線では当然で、作り手としては首筋に冷たいものが通りぬけるこの事実をまえがきから突きつけられる。
品質がコストセンターだったパラダイムの組織で発生する問題から、文化のトランジションを起こす方法、品質とビジネス価値が軌を一にして前進するための勘所まで、100ページちょっとのボリュームの中にソフトウェア開発に必要なエッセンスが詰め込まれている。
そしてもうひとつ特徴的なのが、訳注の数の多さと丁寧さ。訳者の誠実な姿勢と、この本を日本の読者に正しく届けたいという使命感や情熱を感じた。
個人的にハッとさせられたのが、プロダクトのステージによって最適なテスト -
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Posted by ブクログ
思想には共感できる一方、方法論の記述が少ないので実効性に欠けるだろうという印象を持った。分量は少なく、手軽に読むことができる。
本書は3つのセクションと合計10の章から構成される。
セクションⅠ 品質リーダーになるには
第1章 品質と価値 / 第2章 3つの品質ナラティブ / 第3章 品質文化醸成
セクションⅡ 戦略的に品質の意思決定を下す
第4章 手動テストと自動テスト / 第5章 プロダクトの成熟度と品質 / 第6章 継続的テストとフィードバックループ / 第7章 テストインフラへの投資
セクションⅢ 成長を加速させるチームにする
第8章 チームと会社の成長指数 / 第9章 ロ -
Posted by ブクログ
この書籍を手に取った動機は、オフィスの本棚にあったからです。
品質というのを牽引していくためには何をするべきなのかを著者の経験をベースに展開をしています。
アプリケーション自体というよりその周りにあるインフラストラクチャーをはじめとする環境や組織、企業について焦点を絞っているのが読んだ所感です。
具体的なテスト手法ではなく、それを使用して何を実現するべきか。
道具に振り回されるのではなく何をするために使用するのかを明示することが大事であると述べています。
品質を良くしようと考えると良いツール探しに注視したり、潔癖なほど全て自動化されていないといけないと思いがちだなですが、どこを自動化し