小野伸二のレビュー一覧
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自分でGIFTEDって言っちゃう?
と思いましたが、小野さん自身はギフテッド的な考え方には否定的な見解を述べてまして、編集者が勝手に付けたのかなと邪推しました。
大怪我で苦労していたのは知っていたのですが、小さい頃から大家族ならではの苦労をし、父母の離婚も経験していたことは初めて知りました。
そうした環境の中でもサッカーに対する愛情、情熱を一貫して持ち続け、スター選手になっていたわけです。
しかし、小野さんの才能を支えていた「感覚」を喪失するほどの大怪我をしてしまいます。
それでも、怪我をさせた相手を責める言葉は出てこず、あくまでも自分が緩んでいたことが原因だと述べる小野さん。
そこからカム -
Posted by ブクログ
引退後時間が経ってしまったが、たまたま引退試合を見返したのでその勢いで開いてみました。
小野伸二さん自身の言葉でサッカーに出会ってから引退までが描写されていた。ドキュメンタリー番組を見終わったかのように小野伸二さんの人生に寄り添ったような不思議な感覚でした。途中に挟まるチームメイトや奥さんのコラムがまた良かった。違う角度からの人物像が見えて立体感が増すような。
レジェンドといわれるような選手が自分の好きなチームに所属し、出会えて良かったと言ってくれることがイチサポーターにとってこれほどの救いになるのかと勝手に感情揺さぶられました。
契約金の中から一万円だけ握りしめて中華丼食べに行ったエピソード -
Posted by ブクログ
常に笑顔を心がけた。だってサッカーって楽しいでしょ?つらい姿を見せられても誰も嬉しくないでしょう。
サッカーは楽しむものであり楽しんでもらうものである。
僕が大好きなサッカー、11対11は楽しいものだから。
自分はなぜサッカーが好きなのか?好きなスタイルがあるわけでない。やるのは楽しかったのかな。それが大人になるにつれて、ゴールが決まった瞬間の喜びとかになってきた?でも人との出会いとかを与えてくれてきたのがサッカー。そのおかげで今の自分がいる。ここまでやってこれたのは、今みたいな感じで生きて来れたのは、サッカーのおかげかな。
もし何か与えられたものがあったとしたら。それは、やっぱり「人」 -
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ネタバレこの人、めちゃくちゃ細かく見ている。そして、もしかしたら、な僕より僕のことを知っているかもしれない。誰だって、自分を否定されるのは嫌なものだ。当時の僕がそうだったように、それを受け入れるのは簡単ではない。でも、このブログの一件から、そうやって言ってくれる人、批判してくれる人こそが大事なんじゃないか、と思うようになった
天賦の才能。それが本当にあるのか、僕にはわからない。もし何か与えられたものがあったとしたら。それは、やっぱり人なんだと思う。出会いを与えられ、そこにチャンスが生まれ、今の僕がある。そのことだけは決して忘れないでいようと思う。 -
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小野伸二はプロのサッカー選手。高校を卒業して1年目の小野選手は、1998年のフランスワールドカップに18歳で出場する。小野選手は、高校時代から"Gifted:天賦の才能を持つ選手"として期待されていたが、18歳でのワールドカップデビューは、その評価にふさわしいものであった。以降、大きな怪我を何度も経験しながらも、日本ばかりではなく、オランダやドイツ等でも活躍し、2023年9月、44歳の誕生日に引退を発表するまで、活躍した。小野選手ほどサッカーファンに愛された選手は多くはないと思う。天才的なボールさばきもそうだが、いつも楽しそうにサッカーをしている姿を、皆は好きだったのだと思
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Posted by ブクログ
サッカーの天才、小野伸二選手の半生を伝えた自伝。
随所に小野選手らしさを感じる書籍に仕上がっています。
自分はめちゃくちゃサッカーについて詳しい訳ではないので、
小野選手について知っていること(聞いたことがあること)と
知らなかったことの両方がありました。
小野選手は、10人兄弟で、貧しかったので、
小野選手の才能を見出し、
費用を含めサポートした方がいることは知りませんでした。
血もつながっていない子供の費用を出すって、
よっぽどの魅力的なプレーをする人だったんでしょうね。
自分もそんな体験(出会い)がしてみたい。。
また、キャリア晩年で、監督との価値観のズレにより、
干されてしまった経